日米野球界殿堂入りのイチロー氏が講師に、「51歳以上」を対象にしたワコールとの新企画始動 全国から100人を選抜

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2025年02月05日 15:01  Fashionsnap.com

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 ワコールが展開するコンディショニングウェアブランド「シーダブリュー・エックス(CW-X)」が、アドバイザリーパートナーであるイチロー氏のデザインアイデアを取り入れた機能性タイツ「ICHIRO シグネチャーモデル 2025」を発売した。現在ワコールウェブストアで先行販売中で、3月6日からシーダブリュー・エックス直営店、一部の百貨店スポーツ売り場、一部のスポーツ量販店、Amazon、Rakuten Fashion、ONWARD CROSSET、ZOZOTOWNで取り扱う。商品の発売に際して、同社はメディア向けに発表会を開催。イベントには先日日米の野球界で殿堂入りを果たしたイチロー氏が登壇した。

 シーダブリュー・エックスは、ワコール人間科学研究所が、テーピングの原理をタイツに組み込むという発想をもとに1991年に開発したブランド。身体の動きをサポートする機能性ボトムや、運動時のバストの揺れを軽減するスポーツブラなどを展開し、イチロー氏のほか、今シーズン読売ジャイアンツに移籍した田中将大選手らアスリートが愛用していることでも知られている。

 イチロー氏とシーダブリュー・エックスの歴史は、1999年秋、同氏がメジャーリーグへの挑戦を決意した年にスタート。長いシーズンを戦い抜くためにさまざまなメーカーのウェアを試した末にシーダブリュー・エックスを選んだといい、2002年には正式にアドバイザリー契約を締結。以後20年以上にわたって同氏のプレーを支え続けてきた。今でも在宅中を含め常時シーダブリュー・エックスのウェアを着用、先日行われたメジャーリーグ殿堂入り記者会見の際も、スーツの下に同ブランドのタイツを履いていたという。

 今回発売する新商品「ICHIRO シグネチャーモデル」は、イチロー氏が自主トレーニングで着用できるよう、シーダブリュー・エックスが長年にわたり制作してきたオリジナルデザインの機能性タイツで、今回が第4弾。「朝焼けの中、一日のはじまりに胸が躍る」というイメージのもと、サンライズ柄と、多彩な色彩を採用し、ロングタイツとハーフタイツの2種類を製作した。ロングタイツは長年イチロー氏が愛用している「ジェネレーターモデル 2.0」をベースに、シーダブリュー・エックス独自のテーピング原理で腰・股関節・おしり・ふともも・ひざ・ふくらはぎなどをフルサポート。ハーフタイツは、2024年夏に発売した「ジェネレーターモデル 2.0 ハーフ」をベースに、腰から股関節、おしり、ふとももをサポートする。

 イベントでは、イチロー氏をキャプテンに迎え、身体を動かすことの大切さやコンディションの重要性を伝えているプロジェクト「Team CW-X」の新企画として、「ICHIRO×Team CW-X over51 スポーツテスト」の実施を発表。同企画は健康のために身体を動かしたいと考えているものの、なかなか思う通りに実行できていない人を集め、イチロー氏自らが講師となりトレーニング方法などを伝える取り組み。イチロー氏の背番号と、現在の年齢にちなんで応募可能な年齢を「51歳以上」とし、志望動機などに同氏が目を通した上で100人を選抜する。開催時期や詳しい応募要項についてはブランドサイトで順次公開するとしている。

 イチロー氏は新企画について「僕にとっても初めてのチャレンジなので非常に楽しみ」とコメント。「いつまでも第一線で活躍する秘訣は?」という質問には「元気でいること。心・技・体という言葉があるが、僕は『体』が一番重要だと思う。体が元気なら心も自然と整ってくる。とにかく体のコンディションを整えておくことが大事です」と語った。イベントの最後には“ワコールへのクレーム”として「質が良くて長持ちしすぎる。ビジネス的な視点から、2、3年くらいでダメになって新しいものに買い換えるような商品を提案したいと思います」と茶目っ気たっぷりのコメントで笑いを誘った。

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