【カーリング】北海道銀行五輪出場消滅 田畑百葉、試合中に涙あふれ「みんなに申し訳ない」

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2025年02月09日 17:43  日刊スポーツ

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フォルティウス対北海道銀行 延長戦の末に優勝を逃し肩を落とす北海道銀行の選手たち(撮影・垰建太)

<カーリング日本選手権:フォルティウス8−7北海道銀行>◇9日◇横浜BUNTAI◇女子◇決勝



予選2位の北海道銀行が2年連続の準優勝に終わった。同1位のフォルティウスとの“新旧”対決に惜敗し、現体制で初優勝はならなかった。


不利な先攻で迎えた延長戦の第11エンド(E)では、フォース田畑百葉が石を円の中心へ寄せきれず。相手がラストロックを投げる前から号泣した。試合後は「ショットを積み上げてきたみんなに申し訳ない」と目を赤くした。


スキップでサードの仁平美来も「チャンスを自分たちでつかみきれなかった。ショットに詰めの甘さが出て、足元を救われた。最後は吉村さんのショットが上回った」と涙した。


前半は優位に試合を進め、3−2で折り返した。しかし後半に反撃にあう。第6Eに3点を奪われ、第9Eには2失点。第10Eに2点を加え延長戦に持ち込んだが、競り負けた。スキップ吉村を筆頭とした経験豊富な面々に打ち勝てなかった。


今回も、あと1歩頂点には届かなかった。昨年は決勝でSC軽井沢クラブに最終第10Eで2失点し、逆転負け。今年も後半に失速。第11Eの最終投が長くなったフォース田畑は涙を流し、座り込んだ。


かつて「北海道銀行」を冠していた相手と因縁の対決だった。現体制は21年12月に「北海道銀行女子カーリング部」として発足。14年ソチ五輪にも出場した「北海道銀行フォルティウス」とのスポンサー契約終了後に集められた。


26年ミラノ・コルティナ五輪を目指して奮闘したが“先輩”に倒され、9月の五輪代表候補決定戦には進めなかった。ただ、まだ全員が20代前半の若いチーム。“新”北海道銀行は次の五輪を見据えている。


◆北海道銀行 21年12月に「北海道銀行女子カーリング部」として発足。スポンサー契約を終了した「北海道銀行フォルティウス」から伊藤、田畑が移籍し、仁平、中島と4人で活動開始。22年11月に山本が加入し現体制。24年日本選手権準優勝。愛称はフランス語でライラックを意味する単語の造語で「リラーズ」。

このニュースに関するつぶやき

  • 道銀はセカンドが成長して、今度はサードが見劣りするようになったけど、そんな風にチーム内でのバランスもあるのかも。サードがスイス女子のスキップのようになれば理想っぽいな〜。
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