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<ブレイキン(ブレイクダンス):全日本選手権>◇最終日◇16日◇東京・NHKホール◇男女準々決勝〜決勝
女子は、前回大会準優勝のダンサー名AYANEこと半井彩弥(27)が、19年の第1回大会以来5大会ぶりの優勝を飾った。
決勝で、沖縄出身で世界選手権4位のRIKOこと津波古梨心(17)と対戦。オリジナリティーあふれる技を次々と披露し、2−1で接戦をものにした。優勝が決まった瞬間、両手を上げて歓喜。場内インタビューでは涙に声を震わせながら「優勝してからずっと自分を超えられなくて…。でも、今日は最後まで踊りきってこの結果がもらえた」と感極まった。
初優勝から5年3カ月。環境の変化、そして競技の盛り上がりを感じている。ともに表彰台に立った2人は10歳年下で、「そんな世代が出てくるなんて、5年前はほんとに思ってなかった」と感慨深げ。「(パリ五輪代表の福島)あゆみさんとか先輩たちもまだ現役でやっていらっしゃるので、上からも下の世代からも刺激をもらっている。自分と向き合う大切さを学んでいる」と、しみじみと話した。
男子は、弟でパリオリンピック(五輪)4位のダンサー名Shigekixこと半井重幸(22=第一生命保険)が2大会ぶり4度目の優勝。きょうだいで日本一に輝き、「今まで彼がずっと1位を取っていることが多かったけど、自分はずっと悔しい思いをしてきた。やっと横に並べたっていうのはうれしい」とかみしめた。
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同大会3連覇中だった福島あゆみやパリ五輪女王の湯浅亜美らは出場しなかった。【勝部晃多】
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