佐々木朗希、大注目の初実戦投球「ちょっとびっくり」主力選手ズラリ、打者も「普通のライブBPではない」と驚く

ドジャースの佐々木朗希（23）が日本時間20日、アリゾナ州グレンデールで行われているキャンプで初のライブBP（実戦形式の練習）に登板した。

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大勢のファンと大谷翔平（30）、山本由伸（26）をはじめ、D.ロバーツ監督（52）、フリードマン編成本部長、ゴームズGMなど首脳陣が見守る中、主力のロハス、エドマンを含む打者4人と対戦し、2イニング（9打席）27球を投げた。ヒットはエドマンの1打席のみ、2三振を奪うなど首脳陣にアピール。

佐々木は「思ったより後ろの選手が多かったので、そこはちょっとびっくりはしましたけど、緊張はしなかったです」と自身も予想外の盛り上がりに驚いたという。「バッター相手にメジャーのボールで投げたりと、久しぶりの実戦の感覚の中で、その感覚が、何て言うんですかね、まだ戻ってきていないので。良くないところもあったので、もう一回データとビデオを見ながら改善したい」と冷静に振り返った。

またユニフォームに『R. Sasaki』と“R”を入れた思いを聞かれると「そっちの方が良いと思ったから、ただそれだけです。ロッテ時代につけていて自分の中でもフィーリングが良いなと思っていたので、という感じです」と明かした。

カブスからマイナー契約で移籍してきたデビッド・ボート（31）は見逃し三振を含む3打数凡退。「彼は素晴らしかった。普通のライブBPではなかったね。あのメンバーの中で、50人の観客が自分のすぐ後ろにいる中で投げるというのは、ガッツがいることだと思う」と振り返り、チームの佐々木への期待感を目の当たりにしたようだ。

佐々木から唯一ヒットを放ったT.エドマン（29）は「ライブBPに関してこんなに沢山の記者に囲まれて緊張しています」と“異例”の状況に驚きつつも「今シーズンから彼の投げる後ろで守る事を楽しみにしている」と期待を寄せた。

さらに今日の練習前にはロバーツ監督が佐々木もオープン戦で登板する予定だと話し、現在はマイナー契約だが、メジャーデビューに向け一歩ずつ歩みを進めている。