人気漫画「スローループ」作者、乳がん公表「とりあえず命に別状はなく元気なので」

漫画「スローループ」の作者うちのまいこ氏が、乳がん手術を受けたことを報告するとともに、今後の連載について説明した。

芳文社「まんがタイムきらら」編集部は公式X（旧ツイッター）で、「『スローループ』77話以降の掲載につきまして、うちのまいこ先生のご体調などを鑑みまして、しばらくの間休載させていただくこととなりました」と報告。今後の掲載についてはこれまで連載していた「まんがタイムきららフォワード」から同社の電子書籍アプリ「COMIC FUZ」へ移行するとし、再開時期については改めて告知するとした。

うちの氏もコメントも掲載され、「二カ月連続で休載してしまい、大変申し訳ありません」と詫びるとともに、「先月乳がんを摘出する手術をしまして、これから薬による治療が始まるのですが　副作用等を考えると安定した連載ができないことが考えられるため雑誌に迷惑がかかると思い、芳文社さんのアプリ『COMIC FUZ』に移行させていただくことになりました」と経緯を説明。また、乳がんを公表したことについては「病名を伏せるかどうか迷ったのですが」としつつ、「定期検診の大切さを身をもって知ったので　読者のみなさん、フリーランスのみなさん、漫画家のみんな！！検診に行こう！！忙しかったり病院が怖かったりするかも知れませんが…発見が遅くなればその分治療もより大変になります！という思いを伝えたく公表させていただきました」とした。

また、うちの氏は自身のXで「とりあえず命に別状はなく元気なので安心してください！どれだけ元気かというと数日前キャス練できるくらいには元気です！（多少傷は痛みましたが！！！）」とユーモアを交えて現状を報告した。

「スローループ」は亡き父の影響でフライフィッシングを趣味とする少女・ひよりが、母親の再婚によって姉妹となった天真爛漫な少女の小春と、釣りを通じて絆を深めていくストーリー。22年にはテレビアニメ化もされた。