ドン・キホーテは2月20日、東京・渋谷の道玄坂通りに、実験的な新業態「ジハン・キホーテSHIBUYA店」をオープンした。出店の背景にはインバウンドの存在があるという。開発担当者の佐藤大祐氏(新規業態開発本部)に話を聞いた。
ジハン・キホーテSHIBUYA店には、外国人観光客向けに日本らしいアイテムやお土産を販売する自販機を13台設置している。佐藤氏によると、特に力を入れたのは、大手ラーメンチェーン「一蘭」のカップ麺を扱う自販機だ。ラーメンに入れるトッピングも自販機で販売し、好みの具材を選んでオリジナルラーメンをつくることができる。その場ですぐに食べられるように、イートインスペースも設けた。
佐藤氏によると、自販機を導入するにあたり、賞味期限と売り上げの予測が難しく、日持ちしない商品の取り扱いに苦労したという。「販売したい商品が自販機の筐体と合わず、取り扱いを断念しなければならないケースもありました」
ジハン・キホーテSHIBUYA店は渋谷の新しい観光スポットとしてアピールし、国内外からの観光客の獲得を狙っている。同店の近くには、外国人観光客からも人気の「MEGAドン・キホーテ渋谷本店」がある。2024年10月には外国人観光客に人気の医薬品、お菓子、お酒などをそろえた「MEGAドン・キホーテ渋谷別館」もオープンした。
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佐藤氏は「ジハン・キホーテも、インバウンド獲得強化の延長です。渋谷本店あるいは別館に訪れる国内外のお客さまに、新しい来店価値を創出する目的でオープンしました」と説明する。ジハン・キホーテは、渋谷を訪れる観光客の支持を得られるか。
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92年発売で一世風靡 MD生産終了(写真:TBS NEWS DIG)361
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