「TOFROM YAESU」ビル外観
Image by: 東京建物
東京建物が、「東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」のメディア向け説明会を開催し、同事業の街区名称を「TOFROM YAESU(トフロム ヤエス)」に決定したことを発表した。説明会では、小澤克人 代表取締役社長が街区内に開発するオフィスなどの施設概要を説明した。
同事業は2024年8月に発表、同年12月に着工され、2026年の竣工を予定している。建設される大型建造物について、A地区が「トフロム ヤエス ザ フロント(TOFROM YAESU THE FRONT)」、B地区が「トフロム ヤエス タワー(TOFROM YAESU TOWER)」と名付けられることも、今回あわせて発表された。
国家戦略特区に指定されているトフロム ヤエスは、地下街を通じて東京駅と直結。オフィス、医療施設、劇場、カンファレンス施設、バスターミナル、商業施設、住宅などを建設し、「国際都市東京」の玄関口にふさわしい都市機能の強化と国際競争力の向上に貢献すること目指している。
街区内の商業施設には、飲食店を中心とした約70店舗がオープン予定。トフロム ヤエス タワー1階には、屋内広場「檜物町スクエア」を整備し、街の賑わいを創出する。
地上約190mの高さから東京湾を一望できる41階の「YAESU SKY LOUNGE」は 、多彩な緑に囲まれたリフレッシュ空間。個室「RE:TREAT Room powered by Upmind」では温泉ミストによる湯治体験が気軽にできる 「喫泉室」としての利用が可能になっているほか、国内最大のマインドフルネスアプリを手掛けるUpmindが監修・運用する瞑想・仮眠プログラムを提供する。
入居企業のワーカー向けサポート機能を持つ共用スペースである13階「Wab.」では、産地、生産者、素材、調理方法などにこだわり、食を通じてワーカーの生活をサポートする食堂・カフェ&バー・ビュッフェカウンターや、緑化やアート・お茶に特化した会議室、脳科学で実証された音楽と映像による刺激を利用した個室ブースなど、ウェルビーイング向上に寄与する多彩な施設・サービスを提供する。
トフロム ヤエス ザ フロントでは、屋上階に東京駅のパノラマビューを一望できるコミュケーションスペース「Rooftop Terrace」を整備。そのほか、コンシェルジュによるサポートサービスを提供するレンタルオフィスなども設ける。