ハナ信組元支店次長を逮捕=貸金庫から6億円余窃盗容疑―神奈川県警
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2025年03月04日 16:01 時事通信社

ハナ信用組合(東京都渋谷区)横浜支店の貸金庫から顧客の現金計約6億1900万円を盗んだとして、神奈川県警捜査2課などは4日、窃盗容疑で、同支店元次長で朝鮮籍のリ・スンヒョン容疑者(49)=東京都調布市、懲戒解雇=を逮捕した。「競馬や宝くじに使った」と容疑を認めている。
同課によると、リ容疑者が同支店勤務となった2016年以降で、さらに4億円以上が盗まれた疑いがあるといい、被害実態を詳しく調べる。
逮捕容疑は21年9月〜23年3月ごろ、同支店の貸金庫の鍵を持ち出して複製するなどし、100回以上にわたって現金計約6億1900万円を盗んだ疑い。
ハナ信用組合によると、内部調査で23年10月、貸金庫の現金がなくなっていることが発覚。昨年2月に元次長を解雇して、公表していた。これを受け同年3月、全ての貸金庫を廃止したという。
同信組は「捜査に全面的に協力する。再発防止に取り組む」としている。
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