3月24日スタートの「マイナ免許証」、各社カーシェアサービスで利用できず 「従来の免許証を発行して」

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2025年03月05日 13:01  ITmedia Mobile

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マイナ免許証のイメージ(神奈川県警の告知より)

 マイナンバーカードと運転免許証が一体化した「マイナ免許証」の運用が3月24日に始まります。マイナ免許証の所有形態や移行に関するメリット/デメリットは過去記事で紹介しましたが、マイナ免許証に一本化すると、カーシェアリングサービスを利用できなくなることが明らかになっています。


【その他の画像】


 カーシェアリングは、車を所有せずに必要な時だけ利用できるサービスです。各事業者に会員として登録後、スマホアプリなどから予約することで、近くのステーション(指定駐車場)で車を手軽に借りられます。


 日本国内ではタイムズカー、三井のカーシェアーズ、オリックスカーシェアなどが展開しており、カーシェアリングの情報比較サイト「カーシェアリング比較360°」の調査によれば、全国にステーションは2万7408カ所、シェア車両台数は5万9143台(2024年12月末時点)に上るといいます。


 カーシェアサービスの会員登録や更新には運転免許証の登録が必要で、一部の事業者は車の施錠解錠にも運転免許証のICチップを利用しています。そうした状況の中、各社は「マイナ免許証に一本化すると、カーシェアサービスが利用できなくなる」などと告知しています。


・マイナ免許証について(カーシェアリングのタイムズカー)


・【重要】「マイナ免許証」運用開始に伴うお知らせとお願い(三井のカーシェアーズ)


・マイナ免許証運用開始に伴う対応について(オリックスカーシェア、PDF)


・【重要】マイナ免許証運用開始におけるdカーシェアの対応について(dカーシェア)


・マイナ免許証で楽天カーシェアに入会することはできますか?(楽天カーシェア)


・3月24日からの「マイナ免許証」運用開始における注意事項について(ENEOSカーシェア)


・【重要】「マイナ免許証」運用開始に伴うお知らせ(やさしいカーシェア)


 いずれも「対応を検討中」(タイムズカー)または「カーシェアサービスへの新規入会申込み、既存会員の運転免許証更新、運転者の追加といった手続きにマイナ免許証は使用できない」などとしており、24日以降は「マイナ免許証と従来の運転免許証の併用」またはで発行/更新する必要が考えられます。


【訂正:2025年3月7日午後2時34分 記事初出時、「カーシェアリングのタイムズカー」のリンク先を誤って掲載しておりました。また、内容をより正確な説明に変更しました。訂正してお詫びいたします。】


●カーシェアでマイナ免許証が使えない理由は?


 カーシェア各社はマイナ免許証が利用できない理由について特に言及していないが、カーシェアに加えてレンタカー事業も手掛けるタイムズモビリティは、タイムズカーレンタルのWebサイト上で「対応ができるよう進めているが、当該免許証(マイナ免許証)に対応するソフトウェアやハードウェアの発売が未定のため」としています。カーシェア各社も同様のケースが予想されます。


・「マイナ免許証」運用開始に伴うご案内(タイムズカーレンタル)


【追記:2025年3月7日午後2時34分 記事初出時、マイナ免許証が利用できない理由について、レンタカー事業を手掛ける「タイムズカーレンタル」の見解をカーシェア事業の見解として掲載しておりました。訂正してお詫びいたします。】


 多くのカーシェアサービスは会員登録時や免許更新時にスマホアプリで運転免許証を撮影してアップロードする作業がありますが、マイナ免許証は券面に運転免許に関する記載がされないため、同様の登録方法は利用できない可能性があります。


 また、運転免許証のICチップを車の施錠解錠に利用しているサービスはシステムの改修も必要になりそうです。


 マイナ免許証のメリットは多々ありますが、カーシェアリングをよく利用する方は、マイナ免許証に一本化するのは様子を見たほうがよさそうです。



このニュースに関するつぶやき

  • カーシェアのクルマって、運転荒っぽいし交通違反しがちだし良いイメージ無いわ。俺は使う予定もないしな(´・ω・`)
    • イイネ!6
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