『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の場面カット(C)創通・サンライズ テレビアニメ『ガンダム』シリーズ最新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』の劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』(1月17日公開)の興収情報が発表された。きのう6日までの公開49日間で興収30億416万6800円、観客動員数182万9244人を記録した。(※興行通信社調べ)。
【画像多数】シャア少佐だ!シャリア・ブルやマチュ…『ジークアクス』新場面カット 鶴巻和哉監督は「興行収入30億円・観客動員180万人突破、ありがとうございます。本作は公開直前まで制作していたこともあり、十分な事前プロモーションが行えませんでした」と苦悩を告白。
続けて「公開後もネタバレに配慮して”語ること”が難しい部分もあったと思いますが、皆様のおかげでSNSを中心に広がりを見せ、『機動戦士ガンダム』を見ていた世代とともに、新しい世代にもご覧いただいているという報告を受けており、大変嬉しい思いです」と驚きつつ喜んだ。「我々は現在、TVシリーズの制作を進めております。公開中の『Beginning』とともに、これから始まるTVシリーズにもご期待ください」とコメントした。
プロデューサーの杉谷勇樹は「とても不思議な気分です。昨年の12月4日まで、『ジークアクス』という言葉はごく限られた人たちだけの間で使う言葉でした。ですが今は色々な場所で見たり、聞いたりすることができます。『ジークアクス』を生まれた瞬間から見続けている自分にとって、これほど嬉しいことはありません。『ジークアクス』と触れ合い、ここまで大きく育ててくださった全ての皆様へ、心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございます」とファンに感謝した。
この興収はすでに、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』(1982年公開)の興収23億円超を抜き、ガンダム映画シリーズ歴代2位となっており、1位は2024年に公開され、42年ぶりに記録を更新した『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の興収53.8億円。
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』は、宇宙に浮かぶスペース・コロニーで平穏に暮らしていた女子高生アマテ・ユズリハが、戦争難民の少女ニャアンと出会ったことで、非合法なモビルスーツ決闘競技「クランバトル」に巻き込まれるストーリー。
エントリーネーム「マチュ」を名乗るアマテは、GQuuuuuuX(ジークアクス)を駆り、苛烈なバトルの日々に身を投じていき、宇宙軍と警察の双方から追われていた正体不明のモビルスーツ<ガンダム>と、そのパイロットの少年シュウジが彼女の前に現れ、世界は新たな時代を迎えようとしていた。
『エヴァンゲリオン』シリーズを手掛けるスタジオカラーとガンダムシリーズを手掛けるサンライズ共同制作による新たなガンダムシリーズで、日本テレビ系列にて放送を予定しており、今回の劇場版はテレビアニメ放送に先行して公開し、一部話数を劇場上映用に再構築したものになっている。
2021年公開の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』をはじめとする『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズにて監督を務めた鶴巻和哉氏が本作の監督を務め、シリーズ構成は榎戸洋司氏、メカニカルデザインは山下いくと氏と豪華スタッフ陣が集結。主人公であるアマテ・ユズリハ(マチュ)の声は黒沢ともよが担当し、ニャアン役を石川由依、シュウジ・イトウ役を土屋神葉が務めている。
テレビアニメは4月8日より毎週火曜24時29分から日テレ系30局ネットで放送される。