東京・新宿区の路上で、動画のライブ配信中に女性が刺されて死亡した事件について、捜査の最新情報を警視庁記者クラブから伝えてもらいます。2人の間には金銭トラブルがあったということですが、詳しい内容は分かっているのでしょうか？
警視庁によりますと、高野容疑者は2021年12月ごろに佐藤さんのインターネット配信を見たことがきっかけで佐藤さんのことを知ったということです。
その後、高野容疑者は翌年8月ごろに被害者が勤める飲食店に行き、出会ったとみられています。その頃から高野容疑者は生活費の名目で佐藤さんに現金を振り込んでいたようです。
これについて、高野容疑者は「佐藤さんから『携帯電話の料金や当面の生活費がない』『親族の生活費を貸してほしい』と言われ振り込んだ」と供述していて、金額は1年間ほどでおよそ200万円を超えていたということです。
ライブ配信中に殺害されたということで、同様の事件はこれまでにもあったのでしょうか？
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警視庁のある幹部は、今回の事件は「被害者がライブ配信中に襲われ、容疑者がその後も現場の様子を配信し続けるという極めて珍しいケースだ」と話しています。
警視庁は、高野容疑者が「佐藤さんを探して犯行に及んだ」などと供述していることから、ライブ配信に写る背景などから居場所を特定できたのではないかとみていて、ライブ配信にはリスクがともなうと危険性を訴えています。
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