トランプ米大統領=2日、ワシントン(AFP時事) 【ワシントン、ニューヨーク時事】トランプ米大統領は7日、日本製鉄のUSスチール買収計画を巡り、新たな審査をするよう関係機関に命じた。日鉄が提案した安全保障上のリスクを低減する措置が十分かどうかを検証。45日以内に大統領に報告する。行き詰まっていた日鉄の買収計画が、動きだす可能性が出てきた。
審査は米政府の省庁横断組織、対米外国投資委員会(CFIUS)が担う。7日署名した覚書では、「『さらなる措置』が適切かどうか判断する」と説明した。
日鉄は「既に計画している投資に着手できるよう早期の審査完了を期待している」とする声明を発表した。