セブン―イレブン・ジャパンの次期社長に決まり、記者会見する阿久津知洋執行役員=17日午後、東京・丸の内 セブン&アイ・ホールディングスは17日、傘下の国内コンビニ大手セブン―イレブン・ジャパン(東京)社長に、阿久津知洋執行役員(54)を昇格させる人事を発表した。永松文彦社長(68)は会長に就く。5月1日付。経営トップの若返りで、コンビニ事業に注力するグループの成長を加速させる。
セブン&アイも同月27日付で創業家出身の伊藤順朗副社長(66)を代表権のある会長に就任させるほか、社外取締役に元ファミリーマート社長の沢田貴司氏(67)を招聘(しょうへい)する。
東京都内で記者会見した阿久津氏は「現場の声を受け止め、その課題(解決)を支援するのが使命だ」と抱負を述べた。また、ライバル会社に在籍していた沢田氏の起用について、永松社長は「非常に行動的でセブン&アイにはない知見を持っている。取締役としてふさわしい」と語った。

笑顔で握手するセブン―イレブン・ジャパンの永松文彦社長(左)と阿久津知洋次期社長=17日午後、東京・丸の内