
前回からの続き。私の名前はハルヤマ。中高生の息子がいます。ずっと専業主婦をしていましたが、最近パートを始めました。仕事を始めるにあたっては、真面目に見えそうなコーデを決めて同じものを何セットか揃えました。お昼は軽めにしようと思い、最近ハマっている雑穀米のおにぎりを毎日持っていっています。健康と美容を意識してマイボトルの中身は白湯です。パートの先輩であるミヤノさんは何かと親切にしてくれているのですが……?



パートを始めると、先輩のミヤノさんが私の教育係になりました。親切に仕事を教えてくれる上、おすすめのコンビニスイーツやコーヒーなどを差し入れしてくれます。きっとミヤノさんは人の世話を焼くのが好きなタイプなのでしょう。



ある休日、息子たちと映画館へ出かけると、夫婦で来ていたミヤノさんに偶然会いました。その場はお互いに笑顔で挨拶をして別れたのですが……。その夜、高校生の息子が「ちょっといい?」と思いがけないことを言ってきたのです。


パート先では親切にしてもらっているし、オフィスでの仕事も新鮮で、私はとても充実した日々を過ごしていました。業務を教えてくれる先輩のミヤノさんとも仲良くやれていると思っていました。しかし息子によると、映画館で会ったミヤノさんは別れ際に私のことをニラんでいたのだそうで……。
なにぶん久しぶりの職場なので、もしかしたら仕事の覚えが悪かったり手際が悪かったりするのではと心配です。私、知らないうちに失礼なことをしてしまったのでしょうか……? 息子からの突然の話に、私は動揺が隠せませんでした。
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原案・ママスタ 脚本・motte 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子