米ニューヨークの新店舗で取材に応じた平子良太社長=18日 【ニューヨーク時事】福岡発祥のベーカリーが展開する生ドーナツ店「I’m donut?(アイムドーナツ?)」が、米ニューヨークに進出する。照り焼きチキンを挟んだり、抹茶や酒を使ったクリームを詰めたりしたドーナツのほか、現地の食文化に合わせた商品を販売する。
22日のオープン前に、内覧会を18日開いた。観光客が多い繁華街タイムズスクエアに立地し、価格は1個4〜13ドル(約570〜1850円)。カボチャを練り込んだ生地を揚げた生ドーナツは軽やかで軟らかな食感が売りで、SNSで話題になった。日本では東京都や福岡市に店舗がある。
ニューヨークでは、アーモンドミルクなどを使用したビーガン(完全菜食主義者)向けのドーナツもそろえた。運営会社社長の平子良太さん(41)は「米国の店を調査して、現地の需要を探った」と話す。今後の海外出店の足掛かりとする考えだ。