<柔道:皇后杯全日本女子選手権>◇20日◇横浜武道館
体重無差別で争う全日本女子選手権で、パリ五輪(オリンピック)48キロ級金メダルの角田夏実(32=SBC湘南美容クリニック)が去就について言及した。
3回戦で、70キロ級の寺田宇多菜(JR東日本)に判定で敗れ、初のベスト8はならなかった。「優勝は無理でも、1つでも多く試合をしたかった。緊張感のある試合をできた」と充実感に浸った。
今月上旬の全日本選抜体重別選手権、6月の世界選手権を回避し、今大会に臨んだ。あえて、厳しい戦いを選択した。全試合で、自身より重い相手と対戦して2勝を挙げた。「勝って当たり前じゃない大会で負けたことがすごく悔しい。もっとできることがあったんじゃないかとすごく考えてしまう。やっぱりまだまだ勝負の世界にいたい」と思いを明かした。
今後について「気持ちが毎日コロコロ変わるような日々を過ごしている。柔道を追い込んでいるときが、一番充実して、楽しいと思える。このキツさ、充実感は引退したら味わえないと思うと、寂しい気持ちがある」と吐露。「今ここでやめますと言うよりは、もうちょっと自問自答しながら考えたい」と口にした。【飯岡大暉】
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