PCディスプレイが壊れた! 代わりの「4Kディスプレイ」を急いで選んでみた【後編・機種を決定】

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2025年04月20日 17:40  Fav-Log by ITmedia

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ディスプレイ選びの決め手になったのは……?(出典:JAPANNEXT)

 パソコン(PC)用のディスプレイを選ぶ際のポイントは、4KやFHDといった解像度、画面のサイズ、本体サイズ、そして価格など、さまざまな要素があります。しかし、使用しているディスプレイが壊れるなど、突然のニーズが発生すると、全ての要素を満たすような製品選びは難しいものです。

【画像】候補として検討した機種と実際に購入した機種

 筆者はある日、仕事で使用しているサブディスプレイが壊れてしまい、急いで新しいものを購入する必要に迫られてしまいました。今回は、筆者が急いで製品を選び、購入した経緯をお話しします。皆さんのディスプレイ選びの際の一助となれば幸いです。(前編からの続き)

●ここまでのおさらい:サブディスプレイが故障! 急いで代わりのディスプレイを選ぶ

 筆者はディスプレイ2台のマルチモニター環境で仕事や趣味にPCを使用しています。メインディスプレイで入力作業やゲームプレイ、動画視聴などを行い、サブディスプレイでは情報収集やゲーム攻略サイトの閲覧などを行っています。

 故障してしまったのはサブディスプレイで、これまでのメインディスプレイをサブに回すべく、メインディスプレイと同等の解像度と画面サイズ=4K表示と31.5インチクラスのディスプレイを「なるはや」で「なるべく安価」に入手すべく、製品選びを始めました。

 急なニーズ発生となってしまったので、価格と納期はじっくり選ぶ際よりも重要に。コストパフォーマンスに優れた国内ブランドの「JAPANNEXT」に絞り、購入元は店舗でもなじみ深い「ヨドバシ・ドット・コム」と、品ぞろえが豊富な「Amazon」に絞りました。

 以下、候補として検討した製品と、実際に購入した製品について、考慮した点や決め手になったポイントを紹介していきます。

●諦めきれない43インチの大画面4Kディスプレイ

 もともと、サブディスプレイが故障する前から目を付けていたのが、43インチの大画面4Kディスプレイ、JAPANNEXTの「JN-i432TUR」でした。Amazonでの価格は約4万円(税込、以下同)と非常にリーズナブルで、最後まで迷いました。

 同クラスのディスプレイと言えば、チューナーレステレビも候補となります。山善のチューナーレステレビなどは同クラス、あるいはそれ以上の画面サイズでも同程度以下のコストで手に入りますが、ゲームでも使用することを考えると、画面の応答速度などが気になり、PCモニターであるこちらを候補としました。

 それでも選ばなかったポイントはやはりサイズです。アニメや映画を見るために、画面は大きいほど良いと思っていましたが、メインディスプレイとするには設置場所に困るのと、マウスの移動や端のほうは作業領域として目が届きにくいと考え、こちらを断念しました。設置場所を確保出来たら、3台目のディスプレイとして導入を考えたいところです。

●昇降式のスタンドは魅力

 筆者はメタルラックの下から2段目にディスプレイを設置しているため、使用中のディスプレイよりも大きいサイズのディスプレイを設置したい場合、棚板の縦幅を調整する必要があります。その点、新ディスプレイをすぐに設置するなら、現状と同じサイズのものを選べばスムーズに設置できます。

 現状と同じサイズの31.5インチかつ4Kという条件に合ったJAPANNEXTのディスプレイとして、「JN-V3150UR-HSP」が目に入りました。Amazon限定モデルということもあり、タイムセールで約3万3000円と格安(通常時は約3万7000円)。付属スタンドが固定式のものもある中、昇降式のスタンドが付属している点も魅力でした。

 しかしながらこちらのモデルはAmazon限定。予算の限られている状況ですので、たまっているヨドバシのポイントを使いたいところです。また、パネルの種類がこれまで使用していたものと同じVAでしたので、できればIPSのモデルにしたいとも考え、こちらはスルーしました。とはいえ、なんといっても価格が魅力的なモデルなので、状況が違っていればこちらを選んだかもしれません。

●最終的に選んだのは……このモデル!

 最終的に選んだのは、JAPANNEXTの「JN-IPS315UHDR」となりました。31.5インチのIPS系パネルを採用、4K解像度、HDRに対応したモデルです。350cd/m2(カンデラ毎平方メートル)の高輝度、広視野角のIPS系パネルを採用し、どの角度から見ても色やコントラストの変化が起きにくく、鮮明な画像を映し出す、とされています。

 映像入力端子はDisplayPort 1.2×1、HDMI 2.0×1、HDMI 1.4×2。使用中のLGのモデルよりもHDMIポートが1つ多いので、PC、ゲーム機2台、ブルーレイレコーダーと、筆者の手持ちの機器がすべて接続できます。

 PIP(Picture In Picture)とPBP(Picture By Picture)に対応している点もいざという時に役立ちそうな感じです。PCの画面出力をメインとして表示して、PIPで右上などにテレビやレコーダーの画面出力を表示させれば、気になるスポーツの世界大会の経過を確認ししながら、あるいは好みのアニメを流しながら作業したりと、さまざまな使い道が考えられます。

 幸いにもヨドバシ・ドット・コムに在庫があり、すぐ配送してもらえそうだったので、手持ちの1万超のポイントをすべて使う形で購入できました。購入時の価格は4万3980円、ポイントを入れて3万233円で購入、これにより3024ポイントが付加されました。だいぶお得な感じがしますし、手持ちの予算をだいぶ抑えられました。

●新品のディスプレイはやはり美しい!

 結果としてJAPANNEXTの「JN-IPS315UHDR」を選んだのですが、今のところあらゆる面で満足しています。これまで通り、付属のスタンドでメタルラックに設置、これまで使っていたLGのディスプレイをモニタアームでラックの右前の支柱に固定しました。サブディスプレイが24インチから31.5に大型化した形なので、サブで動画を視聴しても満足のいく迫力です。

 少し不便な点があるとすれば、ディスプレイの設定メニューの使いづらさでしょうか。LGのディスプレイは下部にジョイスティック式の操作ボタンがあり大変操作しやすかったのですが、購入したJN-IPS315UHDRでは、下部に配置してあるボタンで決定・上下移動・キャンセルを行うので、操作には慣れが必要です。

 IPSパネルの表示は美しく、型落ちでVAパネルのLGと並べると美しさは際立ちます。新品ならではの美しさかもしれませんが、とりあえずは満足です。

 設置をしていて感じたのは、入力端子の位置や向きの大事さです。JN-IPS315UHDRは、下部にディスプレイと平行する形でケーブルを差し込むので、端子の位置と向きを把握していれば、手元で抜き差しできるので便利です。

 今回の反省や経験をふまえ、今後はサブに回したLGのディスプレイの故障に備えて、今からでも代わりとなるディスプレイ選びをじっくり進めたいと思います。

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