1958年に東京都立墨田産院(88年に閉院)で新生児の時に取り違えられた江蔵(えぐら)智さんについて東京地裁が21日、都に実の親を調査するよう命じる判決を出したことを受け、小池百合子都知事は25日、控訴を断念する方針を発表した。「多大な心痛をおかけしたことを深くおわびする。長年にわたって江蔵さんが苦しんでこられた心情、状況を察するに余りある。育てのお母様もご高齢で、取り違えを生じさせた都として、今回の判決を受け入れ、控訴しないと決断した」と述べた。【柳澤一男】
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