倉庫の工事中に鋼材落下　直前に爆発か　1人死亡、4人重軽傷　川崎

　28日午前9時40分ごろ、川崎市川崎区東扇島で、6階建ての物流倉庫の新築工事中に「物が落ちてきた」と作業員から119番があった。1人が鋼材の下敷きになって死亡し、他に4人が重軽傷を負った。

　鋼材が落下する直前に爆発が起きたといい、神奈川県警川崎臨港署が詳しい事故原因を調べている。

　同署によると、地下1階にいた50代男性が、ガスバーナーでワイヤを切断する作業をしていたところ、爆発が発生。その振動で上から鋼材が落下し、男性にぶつかったという。病院に運ばれたが死亡が確認された。

　他に1階で作業をしていた70代男性が、頭部を打ち重傷。爆発による飛散物が当たったとみられ、命に別条はないという。19〜24歳の男性3人も軽傷を負った。

　同署はバーナーの火が何らかのガスに引火したとみている。【矢野大輝】