
前回からの続き。私は編集者のホノカ。80代のベストセラー小説家、アカシ先生に突然プロポーズされました。これまで恋愛対象として見たことがなく、あまりに急な話に驚いてしまった私。友人2人に相談をしてみると、「絶対に結婚したほうがいい」派のマナミと、「冷静に考えたほうがいい」派のリカコで意見は割れます。私は自分の気持ちと向き合いながら、真剣に考えて答えを出しました。そしてそれを伝えるためにアカシ先生のもとを訪れたのです。


尊敬するアカシ先生が真剣にプロポーズしてくれたのに、思いに応えることができません。それは本当に申し訳ないことです。私はこの結論に至った理由を、心をこめて真摯に伝えました。アカシ先生は私の話を穏やかに聞いてくれました。


都心の豪華なタワマンの話は、結局夢のまま終わりました……。しかし私はそれ以上に価値のあるものをもらったのです。それは「作品を後世に伝える」という大切な使命です。私はその使命を果たすため、これからも仕事に奮闘します。


私はアカシ先生のプロポーズを受けるべきか、冷静に考えました。そして私にとって、アカシ先生との最善のパートナーシップのかたちは「結婚ではない」という結論を出したのです。
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アカシ先生はそんな私の気持ちを理解してくれました。きっとそのうえで私に、編集者として大切な仕事を任せてくれたのだろうと思っています。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・はなめがね 編集・井伊テレ子
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