



車内にあったスマホを取って、ドアを閉めたそのとき……。植え込みの向こう側から声をかけられました。するとそこには、あの頃よりもずいぶん年を取ったサクマのおばあちゃんと、中年の男性が立っていたのです。思わず息を呑みました。



嬉しそうに近寄ってきたおばあちゃんは、私のお腹を見てサッと顔色を変えたのです。そして「いったい誰の子だ」と私に詰め寄ってきました。あぜんとしているとどんどん興奮していき、しまいには私につかみかかろうとしてきました。


うっかり忘れたスマホを取りに車へ向かうと、なんとそこにはサクマのおばあちゃんと息子さんらしき中年男性が……! 「結婚したくて帰ってきたんでしょ?」と嬉しそうに話すおばあちゃんに、私は思わず後ずさりしました。あぁ、この感じ、中学生のときと同じだ……!
しかし言っていることがムチャクチャだし、なんだか様子がおかしいです。おばあちゃんは私の大きなお腹を見て激昂し、「誰の子だ! うちの孫が入ってるはずだったのに」とつかみかかろうとしてきました。
この子に何かあったら……! 私はとっさにお腹をかばうと、大声で助けを求めたのでした。
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原案・ママスタ 脚本・motte 作画・金のヒヨコ 編集・井伊テレ子