


「たぶんお母さんは、お兄ちゃんが帰ってきて嬉しいんだと思う。だから、すぐに力になってあげたいって気持ちなんだろうけど……」母の気持ちは分かるのですが、納得できません。その気持ちを汲んでくれたのか、旦那が言いました。「でもそれを強要するのは違うよね」



次の日。母から電話がありました。「旦那に相談した?」さっそく本題に入る母。小さく息を吐き、気持ちを落ち着けながら返事をします。「うん、したよ」「そうしたら早いところきてやってくれる?」断るという選択肢は私にないようです。



お母さんの気持ちはなんとなくわかります。
困っている息子をなんとか助けたいのでしょう。自分が保証人になれるなら喜んでなったと思います。
それができないから私に頼んで、ふたつ返事をしない私にいら立っているのでしょう。
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兄は自分の尻拭いを母に頼るような人ではありませんでした。
それと同様に、私も。叱られたからといって、親の言うことをハイハイ聞くような子どもではありません。
【後編】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・梅蔵うめ
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