容疑者「捕まるリスク高く、通り魔諦めた」 大宮・不明女性殺害

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2025年06月18日 15:52  毎日新聞

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毎日新聞

斎藤純容疑者の自宅マンションの一室=さいたま市大宮区で2025年6月17日午前9時10分、板鼻歳也撮影

 7年前から行方不明だった女性(当時21歳)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された斎藤純容疑者(31)=さいたま市大宮区=が「捕まるリスクが高いと思い通り魔はあきらめ、自殺願望者を探すという方法にたどり着いた」などと供述していることが、捜査関係者への取材で判明した。埼玉県警は18日、斎藤容疑者を同容疑で送検した。


 捜査関係者によると、斎藤容疑者は「人を襲って殺すのは難しい。自殺願望者であれば警察の捜査もなかなか私まで届かない。殺人願望がある私にとって好都合だった」と供述。知人らにも殺人願望を語っていたといい、通行人相手のスリを繰り返して逮捕されたことについては「通り魔の練習のため」と話した。


 斎藤容疑者は、女性と2017年11月に交流サイト(SNS)で知り合い、18年1月4日に大宮区の自宅に招き入れたとみられる。事前にブルーシートや保冷剤を用意していたといい、県警は計画的に殺害を準備したとみている。


 県警は5月、通行人のスマートフォンを盗んだとして窃盗容疑で斎藤容疑者を逮捕。自宅マンションの捜索で複数の人骨が見つかり、DNA型鑑定で茨城県在住の宮本果歩さんと特定した。


 部屋からは、宮本さんを捜索するために茨城県内で張られていたポスターの写真も見つかった。斎藤容疑者は「掲示板に張られていたのを見つけ写真を撮った」「宮本さんのスマホや着衣などは捨てた」と供述しているという。【田原拓郎、加藤佑輔】



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  • 昨日、『リアル知り合いが、SNSに「死にたい」って書いたら、積極的に連絡を取ろうとした奴らがいた』とつぶやいたが、世の中には【自殺を装って他人を殺そうとしてる奴ら】もいるのかもな
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