警視庁がオンラインカジノ店から押収したパソコンなど=27日、東京都足立区 海外のオンラインカジノサイトにアクセスし客に金を賭けさせたとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊と山形県警などの合同捜査本部は27日までに、常習賭博容疑などで、東京・歌舞伎町のオンラインカジノ店「RIZIN」責任者山岡泰洋容疑者(41)=新宿区新宿=ら5人と、客7人を現行犯逮捕した。いずれも容疑を認めている。
同隊によると、同店は2021年10月に開店し、路上の客引きや常連客の紹介で1日約80人を集客していた。これまでに5500人以上が利用し、約45億円を売り上げており、一部は暴力団に流れた可能性があるという。
逮捕容疑は今月25日、店内に設置したパソコンから海外のオンラインカジノにアクセスし、1ポイント1円で換金可能な点数を店から購入させ、バカラやポーカーなどの賭博をさせた疑い。
同店はオンラインカジノサイトが発行するポイントを安値で仕入れて、客に販売していたとみられ、同隊はブローカーが介在しているとみて実態解明を進める。
昨年逮捕した別のロマンス詐欺事件の容疑者が同店を利用していたことから発覚した。