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北海道福島町の住宅街で新聞販売店従業員の佐藤研樹さん(52)がヒグマに襲われた死亡事故を受け、町は12日、対策会議を開き、ヒグマの駆除や周辺のパトロール強化などを打ち出した。
市街地での死亡事案で、個体も捕獲されていないことから、道は2022年に制定した「ヒグマ警報」を初めて同町全域に発出した。
対策会議には道警や地元ハンターなどが参加。防災無線で住民に注意を呼びかけるほか、箱ワナの設置や3人のハンターが山に入ってヒグマの捜索と駆除を進めることを確認した。
松前署の権藤要署長は「第2の被害者を絶対に出さない」として、「日中は最低3台、夜間も最低4台のパトカーで山のふもとを中心に警らを行う」としている。
市街地でのヒグマ被害に鳴海清春町長は「これまでの常識では考えられず、今のような状況が続いては何が起きてもおかしくない。危険なヒグマは除去することが町民の安全につながる」と話した。【三沢邦彦】
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