
■東アジアE-1選手権大会2025決勝大会 日本代表1ー0韓国代表(15日、韓国・龍仁弥勒スタジアム)
サッカー日本代表(FIFAランク17位)は東アジアNo.1を決める大会、東アジアE-1選手権で韓国代表(同23位)と対戦し、前半にジャーメイン良(30)が今大会5得点で先制のゴール、後半は韓国の攻めを耐え忍んだ日本は1ー0で勝利。3年ぶり3度目の優勝となった。
日本代表、韓国代表は共に2連勝、得失点差で日本が上回っており、引き分け以上で優勝が決まる。日本のスタメンはGK大迫敬介(25)、DFは荒木隼人(28)、古賀太陽(26)、安藤智哉 (26)の3人。MFに川辺駿(29)、稲垣祥(33)、望月ヘンリー海輝(23)、相馬勇紀 (28)、宮代大聖(25)、ジャーメイン良(30)。FWには垣田裕喜(27)が入った。中国戦から10人を入れ替え、キーパーの大迫が今大会初出場で招集メンバー全員がピッチにたった。
韓国代表を率いるのはJリーグの柏などでも活躍し、代表でも4度のW杯を経験、最多の136試合でキャプテンを務めていたホン ミョンボ監督(56)、日本をよく知る指揮官との対戦となった。ここまで日韓戦は通算78回目、日本が15勝40敗23分と日本は大きく負け越しているが、直近の2試合(2021年3月、2022年7月)で連勝している。
日韓戦史上初の3連勝を狙う森保ジャパン、前半7分、敵陣でのパスミスからカウンターを仕掛けられると、左サイドを町田でプレーするナ サンホに持ち込まれて、カットインからシュートを打たれたが、左ポスト直撃で助けられた。
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その1分後、左サイドを相馬がドリブルで韓国陣内に持ち込むと、中央のジャーメインへクロス、これを左足でダイレクトボレーでゴール右上に叩きこみ、日本が先制、ジャーメインは今大会5点目となった。
前半12分、日本はゴール前でフリーキックのピンチを迎えたが、体を張って守り切ると、ベンチまえで森保一監督(56)と共に長友佑都(38)もすぐ横まで乗り出し大きな声をかけていた。
日本は先制点をアシストした全大会の得点王でMVPの相馬は攻撃だけでなく、日本の左サイドの守備でもしっかり戻って貢献した。
1ー0で折り返した日本は後半開始早々、韓国の早いプレッシャーに押し込まれる場面もあったが、荒木・相馬のディフェンスで守り切った。9分には日本はゴール前で韓国のワンタッチプレーでピンチを迎えたが、安藤が落ち着いたディフェンスでカット、序盤は守備に徹する時間が増えてきた。
19分には韓国がゆっくりとボールを回し、日本の守備を崩しにかかると、左サイドからキム ムンファンが斜めに走り込み、そこへスルーパスを出されたが、センタリングは右サイドへ流れた。それを拾われ、イ ドンギョンがシュート体制に入ったが、川辺がブロックして、ピンチを防いだ。
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38分には日本は左サイドからクロスに入れられて、途中出場のオ セフンにヘディングで折り返されると、中央のイ ホジェがバイシクルシュート、これにキーパー大迫が素早く反応し、左手一本で好セーブ、最大のピンチを救った。
最後まで韓国の猛攻に耐えた日本、前半の1点を守り抜き、史上初となる3連勝で2大会連続3度目の優勝。そして、79回目の日韓戦で史上初めて3連勝を飾った。