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DeNAは16日、マリナーズ傘下3Aタコマを6月にリリースされていた元阪神の藤浪晋太郎投手(31)と正式に今季の選手契約を締結したと発表した。阪神在籍最終年の22年以来、3年ぶりのNPB復帰が正式に決定した。
背番号は27に決まった。藤浪がプロ入りから背負ってきた19は山崎が着用。アメリカや侍ジャパンで背負った経験のある11、14、17など、10番台は全て埋まっている。20番台では、21は今永以降空き番号で23はかつてロバート・ローズが背負うなど46年間投手は着用していなかった。昨季まで上茶谷が着用しており、投手番号でもある27を着用することになった。
藤浪は今季、1月にマリナーズとマイナー契約を結んだが、メジャー登板はゼロ。3Aで21試合に登板し、2勝1敗4ホールド、防御率5・79だった。一時は制球難に苦しんで防御率も13点台まで悪化したが、5月18日のアルバカーキ戦からは8試合連続無失点と状態を上げていた。
チームはここまでリーグ3位のチーム防御率2・70。シーズン序盤は東、ジャクソン、ケイ、バウアーら先発陣と伊勢、ウィック、入江ら勝ちパターンが安定していた。
一方でバウアーが一時は不調で出場選手登録を抹消され、入江も右上腕の神経障害で登録抹消され、三浦大輔監督(51)は「しばらくかかります」と長期離脱も示唆。投手陣の層に不安を抱えていた。先発、リリーフのどちらでも起用できる藤浪は貴重な戦力になり得る。
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12日にはDeNA萩原チーム統括本部長が「あくまで仮の話」とした上で「藤浪選手が望むのであれば我々にもそういった(AIチームなどの)強みはあると思っていますので、対話しながら進めていければ」とラブコールを送っていた。球団の強みであるデータ分析やAIチームの活用によって、NPBでは通算189試合登板、日本人メジャー歴代最速102・6マイル(約165・1キロ)という潜在能力の高さを最大限引き出していく。
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