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公共交通機関で乗客のモバイルバッテリーが発火し、持ち主や周囲の人がケガをする事故が世間を騒がせている。NHKなど一部報道では、7月に山手線の車内で出火したモバイルバッテリーがリコール対象製品だったと報じられており、あらためてバッテリーを搭載した製品の安全性が問われている。
現在、モバイルバッテリーをはじめスマートフォンやゲーム機、ガジェット、ハンディファン、家電製品に至るまで、バッテリーを搭載した製品が身の回りに多く存在しているが、製品の不具合によるリコールなどが行われていることを知るためにはどうすればいいのか。今回はネットで手軽に調べられる方法を紹介しよう。
●リコール製品が手元にないか、簡単にチェックする方法
リコールとは、製品に致命的な欠陥や不具合などが見つかったときにメーカーが無償で行う修理・交換・回収のこと。多くはメーカーが具体的な製品名や型番を示しながら、製品を持っている人に回収を呼びかける。大企業の場合はテレビCMを打つこともある。
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しかし、全てのユーザーにリコール情報が行き渡らないことも容易に想像できる。特にモバイルバッテリーなど小型製品の場合は、持ち主が製品の型番を正確に把握していないというケースも多いだろう。
そこで役立つのが、消費者庁が公開している「消費者庁リコール情報サイト」だ。このWebサイトでは、食料品や家電製品といった製品カテゴリー別や新規登録順など、リコールの対象となった製品を一覧で確認できる。
試しに「家電製品」カテゴリーをチェックしてみると、直近でも複数の製品がリコール対象に追加されていることが分かる。それぞれにサムネイル画像が設定されているため、ぱっと見で自分が所有している製品がないか把握しやすくて便利だ。
東京消防庁の調査によると、リチウムイオン電池搭載製品の出火原因として、モバイルバッテリーが他製品と比べて突出している。自分が使っているモバイルバッテリーにリコール情報が出ていないか、管理しきれていないバッテリー搭載製品を部屋の奥にしまい込んでいないかなど、あらためて確認することをおすすめしたい。
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世界で一番使われている絵文字は(写真:TBS NEWS DIG)62
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