<日本ハム5−4西武>◇13日◇エスコンフィールド
西武が延長11回の末に敗れ、今季125試合目にしてリーグ優勝の可能性が完全消滅した。報道陣に問われた西口文也監督(52)は「なくなりましたか」とし「やるからには上を目指したわけで、その可能性はなくなりましたけど、ここ最近、本当にいい形ができているので、そこは継続してやっていければと思います」と前を向いた。
19年を最後にリーグ優勝から遠ざかる。昨季はシーズン91敗の歴史的大敗で、前監督も途中休養に。OBの西口監督が昨オフに就任し、チームは未来を見すえた再建期に入った。とはいえシーズン序盤は今井、隅田の両先発、クローザー平良を軸とした投手力を背景に、7月中旬までは貯金状態を維持していた。
交流戦明けから失速し、残り18試合で借金は8に。CS進出も可能性は残るがかなり苦しい。それでも西口監督は「ここ最近は(課題とするチャンスでの)あと1本も出始めているので、自信を持ってやってくれれば」。この日も選手層の厚い日本ハムに対し、9回に滝沢の適時打で一時は同点に追いついた。昨季はこの時点で借金43。「大丈夫です。大丈夫と思いたい!」。指揮官は主語は言わなかった。“ライオンズの近未来は”に聞こえた。【金子真仁】
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