【世界陸上】混合1600mリレー、日本“涙の予選敗退”一転、悲願の決勝へ「チャンスもらえた」

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2025年09月13日 20:16  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

混合1600メートルリレー予選のレースを終え、記念撮影に笑顔を見せる、左から、今泉、井戸、吉津、松本(撮影・足立雅史)

<陸上:世界選手権>◇第1日◇13日◇東京・国立競技場◇混合1600メートルリレー予選



混合1600メートルリレー予選で日本(今泉、井戸、吉津、松本)が“涙の予選敗退”から一転して悲願の決勝進出を決めた。


予選1組でアンカーの松本が6位から5位に順位を上げてゴール。23年にマークした3分15秒71を大幅更新する3分12秒08の日本新記録を樹立した。


予選突破条件は各組上位3カ国と4着以下のタイム上位2カ国。日本は全体9位で惜しくも予選通過を逃したと思われたが、2組のケニアの男子選手の足がレーン内側に出たと判定されて失格が決まり、レース直後のテレビのインタビュー終了直後に繰り上げで日本の決勝進出が決まった。


吉津は1度はインタビューで「正直、悔しいです。個人がレベルアップしないと」と涙を流したが、結果が一転すると「チャンスをもらえたので、あとはどれだけ出し切れるかだけです」と笑顔。「世界との壁を感じた」と悔しがっていた井戸も「やばい、うれしい」と思わず叫んだ。


19年ドーハ大会から採用された同種目で初の決勝進出。最後まであきらめずに、日本新記録で快走した日本に“繰り上げ”という思わぬ形で神様がご褒美をくれた。【首藤正徳】

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