「好きピ」「あーね」「たこ」 SNS普及→日本語への影響を文化庁が初調査 でも「最近の若いもんは…」とも言い切れず?

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2025年09月26日 18:00  TBS NEWS DIG

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毎年行われている「国語に関する世論調査」で、今回初めて「SNSの普及が日本語にどう影響するか」が調査されました。「最近の若いもんは…」とはいかない現状もあるようです。

文化庁が先ほど発表した毎年恒例の「国語に関する世論調査」。

今回、初めてSNSの普及が日本語に影響するかどうかにも焦点が当てられ、「影響がある」と答えた人は全体のおよそ9割にのぼりました。

このうち、具体的な影響について最も多かった回答というのが…

「めっちゃ省略しない?」
「略す」
「略し言葉が多すぎて伝わらない」
「気になる人を『気にピ』とか『好きピ』とか」

「略語が増える」というものです。

そう答えた人の割合は8割にのぼり、ほかにも「仲間内だけで通じる言葉が増える」と答えた人も半数近くに及びました。

“仲間内だけの言葉”…。心当たりを聞いてみると。

「納得みたいな感じの意味で『あね』。『あーね』みたいな」

「『たこ』いこうや。『たこ』飲み。(Q.『たこ』ってどういう意味?)顔が赤くなって。そこまで飲もうよって意味」
「はじめて聞いた」

実は年齢別のデータをみてみると、20代までの若年層に次いで60代以上も多く、およそ半数に上っています。

街で伺うと、「最近の若いもんは…」とは言い切れない人もいるようで。

「かなりドジな奴で●●さんみたいという言い方で、それを知っている人たちのグループチャットではあるかもしれないです」

他の質問項目でも、「相手への思いやりに欠けた言葉遣いが増える」と答えた人の割合が、全体では48.9%でしたが、こちらも60代以上は50%を上回り、10代よりも多い結果となりました。

「『しばくわよ』は使うね。別に本当に殺そうっていうんじゃない。もう『殺すわよ』って」

過去のやり取りで、“悔やまれる経験”がある人も。

「もうちょっと言葉をきちんと説明すればよかったなとか、そういうことはありますね。もう後悔の連続ですから人生」

SNSは幅広い世代への普及とともに高齢者のコミュニケーションにも影響を与えつつあります。

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  • 福岡に移り住みまもなく1年になるというのに「あーね」って聞くことが今のところない。福岡の方言と聞いていたけど…
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