【巨人】田中将大が史上4人目の日米通算200勝 “あとひとつ“を移籍後、東京ドーム初勝利で飾る

186

2025年09月30日 21:02  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

巨人対中日 日米通算200勝を達成し、仲間から手荒い祝福を受ける田中将(中央)(撮影・河田真司)

<巨人4−2中日>◇30日◇東京ドーム



巨人が中日に勝利し、田中将大投手(36)が史上4人目の日米通算200勝を達成した。


6回まで85球を投げ、4安打4奪三振2失点。7回の打席で代打が送られ、1点リードを守り、勝利投手の権利を得て降板。阿部慎之助監督(46)と笑顔でグータッチを交わし、本拠地東京ドームは大歓声が沸き起こった。田中将は「みんなに助けられながら、なんとかリードした状態でマウンドを降りることができてよかったです」と振り返った。


1回は先頭の岡林にスライダーを中前に運ばれたが、細川を中飛、上林を二ゴロ、ボスラーを中飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。3点を先取した直後の2回は3者凡退。3回2死一塁から細川に20号2ランを浴びたが、中日打線を相手に粘りの投球を続けた。


打線も、田中将に追い風を吹かせた。初回1死一、三塁から岡本和真内野手(29)の右ゴロの間に三塁走者が生還。なおも2死一、三塁から中山礼都内野手(23)の適時打で2点を追加し、初回に一挙3得点を挙げた。


1点リードの7回、2番手の中川皓太投手(31)が2死二塁のピンチを招くも、代わってマウンドに上がった田中瑛斗投手(26)が鵜飼を空振り三振に抑え、ピンチを切り抜けた。その裏の攻撃、2死一、三塁から暴投で1点を追加。中日を突き離し、8回に大勢投手(26)がマウンドへ。8回2死一、二塁のピンチを招くと、守護神ライデル・マルティネス投手(28)を投入する必勝継投で逃げ切った。


◆田中将大(たなか・まさひろ)1988年(昭63)11月1日、兵庫県生まれ。小学6年の時、昆陽里(こやのさと)タイガースで坂本勇人(現巨人)とバッテリー(田中将が捕手)。駒大苫小牧2年夏に甲子園優勝。3年夏は斎藤(早実)と投げ合い決勝再試合の末、準優勝。06年高校生ドラフト1巡目で楽天入団。07年新人王。13年はプロ野球新記録の開幕24連勝をマークし、楽天を初の日本一に導いた。同年オフにポスティングシステムでヤンキース移籍。14〜19年に日本人大リーガー最長の6年連続2桁勝利。21年楽天復帰。昨年オフに契約交渉がまとまらず、自由契約となり巨人移籍。188センチ、97キロ。右投げ右打ち。夫人はタレントの里田まい。


◆今季の田中将の1軍登板


4月3日、中日戦=5回5安打1失点○(198勝目)


4月17日、DeNA戦=2回7安打6失点●


5月1日、広島戦=3回8安打3失点


8月7日、ヤクルト戦=5回2/3 3安打2失点


8月13日、中日戦=5回7安打3失点


8月21日、ヤクルト戦=5回3安打1失点○(199勝目)


8月28日、広島戦=2回6安打5失点●


9月15日、DeNA戦=6回5安打2失点●


9月21日、中日戦=5回1/3 5安打5失点●


9月30日、中日戦=6回4安打2失点○(200勝目)


◆200勝メモ 日本で200勝は08年山本昌(中日)まで24人が達成。日米通算で記録した日本人選手は05年野茂(デビルレイズ)16年黒田(広島)24年ダルビッシュ(パドレス)の3人。日米199勝の田中将があと1勝と迫っており、田中将の下には石川(ヤクルト)が188勝、岸(楽天)が169勝、涌井(中日)が166勝と続く。

このニュースに関するつぶやき

  • まーくん200勝おめでとうやで����å���
    • イイネ!12
    • コメント 1件

つぶやき一覧へ(103件)

ニュース設定