【広島】戦力外の上本崇司は引退へ「体もボロボロ。頑張らなくていいんだという気持ちが強い」

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2025年10月01日 13:45  日刊スポーツ

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戦力外通告された広島上本(撮影・加藤孝規)

広島から戦力外通告を受けた上本崇司内野手(35)が1日、現役引退を決めた。球団との話し合いを終え、報道陣の前に姿を見せると、すっきりした表情で語り始めた。


「13年間、長い期間、野球をやらせていただいて、正直体もボロボロなので悔いは全然ないですし、ちょっと肩の荷が下りたというか、もう頑張らなくていいんだという気持ちの方が強いです」。


170センチの体でプロの世界を生き抜いた。入団時から代走や守備固めの役割を担い、まっとうした。出番は勝敗を大きく左右する試合終盤。7割失敗できる打撃と違い、常に10割が求められた。「正直、楽しいことはひとつもなかったですし、しんどいことのほうが強い」。限られた出場機会でも技を磨き、キャリアを重ねる中で課題とされた打力も向上。初めて開幕スタメンに名を連ねた22年は自己最多94試合に出場して打率3割7厘を残し、23年は代打率4割6分7厘をマークした。


だが、近年は負傷離脱するシーズンが続いた。今季もリハビリの中、シーズンを終えていた。「レギュラーも張ったことないですし、隙を見せたら終わり。全力でやっていました。こんな小さな体で、あんな大きい選手ばかりとやっていたので」。体はもう限界に近かった。13年間プレーした球団には感謝しかない。「こんな小さな体で、こんなに長く野球をさせていただいた。自分の力とかではなく、周りの人に支えられて、ここまでできたなと思います」。そう頭を下げ、上本が走り続けてきたプロ野球人生に幕を下ろした。

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  • たかし引退かよ・・・こないだタマスタでサインもらっとけばよかった・・・・・・。
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