台湾や靖国参拝に警戒感=安倍路線への回帰懸念―中国

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2025年10月04日 16:31  時事通信社

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時事通信社

中国国旗(AFP時事)
 【北京時事】中国メディアは、自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障担当相が総裁に選出されたことを速報し、関心の高さをうかがわせた。習近平政権は高市氏の歴史や台湾を巡る姿勢を警戒しており、出方を慎重に見極めるとみられる。

 国営中央テレビは東京特派員のリポートとして、高市氏が「日本初の女性首相になるだろう」と伝えた。一方、安全保障や外交などでは、安倍晋三元首相の路線を引き継ぐ「右翼タカ派」(香港フェニックステレビ)と警戒する声が多い。共産党機関紙系の環球時報(電子版)によると、中国外務省の報道官は「日本側が歴史や台湾など重要な問題で政治的な約束を守り、理性的かつ積極的な対中政策を実行するよう希望する」とコメントした。

 高市氏は、4月に台湾を訪問し頼清徳総統と会談。習政権は台湾を「核心的利益の中の核心」と位置付けており、台湾寄りの姿勢を修正するよう迫る可能性がある。

 靖国神社への参拝も懸案材料となる。小泉純一郎氏や安倍氏が首相在任中に参拝した際には、中国側が強く批判し、関係が冷え込んだ。高市氏が参拝を続ければ、中国側の反発は必至だ。

 習政権は石破茂政権に対話姿勢を示し、日中間の懸案解決を進めてきた。トランプ米政権との対立激化もあり「対日関係を重視して必要な案件は動かしていくのではないか」(外交関係者)との見方がある一方、「関係改善の流れが停滞する可能性がある」(在中日系企業幹部)との懸念も出ている。 

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