【ヤクルト】「ブンブン丸」池山新監督始動「対話、元気、笑顔」元気のキーマンに指名されたのは

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2025年10月15日 17:36  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

練習を見守るヤクルト池山監督(撮影・河田真司)

ヤクルト池山隆寛新監督(59)が“マン振り”の明るさで始動した。埼玉・戸田球場での秋季練習初日となった15日、1軍監督としてスタートを切った。練習前、選手たちの前に立ち、それぞれに視線を合わせた。「対話、元気、笑顔。この3つをテーマに頑張りたいと思います。高津監督から監督のバトンを渡してもらいました。このバトンを持って私は一生懸命走るだけです」と柔らかな表情で言葉をつむいだ。


監督像をにじませた訓示の最後には、元気のキーマンを前に呼んだ。塩見を呼び寄せ「選手を、みなさんを元気にするのはあなたの役目です」とムードメーカーを託した。塩見が「全員が1つになってやっていけば必ず優勝できると思います。行くぞ!」と士気を高めると、2人で一緒に右手を突き上げた。ナインが笑顔になって、明るい空気に包まれた。


練習は対話から始めた。まず松元ヘッドコーチと話し込み、来季の礎となる秋季練習の方向性を擦り合わせた。故障防止を徹底しつつ、個々の課題に向き合わせる。「思いで通じれば一番いいのだけど、話してみないと分からないところもある。確認作業は対話、会話ですよね」と言語化して思いを共有していく。


6年間務めた2軍監督から内部昇格した。現役時代は304本塁打を誇り「ブンブン丸」の愛称で親しまれた新指揮官。対話・元気・笑顔の3つのテーマをフルスイングで体現し、3年連続Bクラスのチームを強くしていく。【上田悠太】

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