ショパン国際ピアノ・コンクールで4位に入賞し、一夜明けて取材に応じる桑原志織さん=21日、ワルシャワ 【ワルシャワ時事】ショパン国際ピアノ・コンクールで4位入賞を果たした桑原志織さん(30)は21日、現地のワルシャワで取材に応じ、「世界一のコンクールで賞が取れたのは非常に光栄」と満面の笑みを浮かべた。
20日の本選ではトリでピアノを弾いた。「達成感と充実感があった」というこん身の演奏は、世界に生配信された。7万1000人以上が視聴し、「思いがけず多くの人に聴いてもらえた。ピアノ演奏は聴いてくれる人がいて初めて成り立つ」と思いを込めた。
既に国際的なコンクールで実績を残してきた桑原さん。「ショパンという唯一無二で高い壁を感じる作曲家に真剣に向き合えた」。充実した表情で、約2週間に及んだ「ショパン漬け」の日々を振り返った。