
全国でクマによる人身被害が止まりません。こうしたなか、秋田県の鈴木健太知事は、県内で相次ぐクマの人身被害を受けて防衛省に自衛隊派遣の検討を要望することを自身のSNSで明らかにしました。あす午前、防衛省を訪問する予定です。
鈴木知事はきのう、自身のインスタグラムで、秋田県内で相次ぐクマの人身被害を受けて、「防衛省を訪問するため調整している」と投稿し、自衛隊派遣の検討を要望する考えを示しました。
県内のクマの被害については、「県と市町村のみで対応できる範囲を超え、現場の疲弊も限界を迎えつつあるため、新内閣が始動した今のタイミングで要望を行うことに決めました」と説明しています。
県内では、今月24日に東成瀬村で4人がクマに襲われ38歳の男性が亡くなったほか、3人が大けがをしました。また、きのうは鹿角市で自宅の敷地内で85歳女性がクマに襲われてけがをするなど、人身被害が相次いでいます。
一方、岩手県ではきのう午後、岩泉町で自宅付近を散歩していた84歳の女性が道路脇のトウモロコシ畑から突然現れたクマに襲われました。女性は両足をかまれ、左足を骨折する大けがで、病院の搬送時に意識はあり、命に別状はないということです。
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