
売り上げを計約111億円水増しした書類を関東財務局に提出したとして、東京地検特捜部は29日、人工知能(AI)技術を利用したサービスを開発する「オルツ」(東京都港区、東証グロース市場から上場廃止)の元社長、米倉千貴(かずたか)容疑者(48)や元取締役、日置友輔容疑者(34)ら4人と法人としての同社を金融商品取引法違反(粉飾決算)で東京地裁に起訴した。
起訴状によると、4人は共謀して2022年1月〜24年6月の売上高が約11億3400万円だったのに、約96億2100万円と虚偽の記載をした有価証券届出書を24年9月に提出▽24年1〜12月の売上高が約10億9000万円だったのに、約60億5700万円と虚偽の記載をした有価証券報告書を25年3月に提出――したとされる。
過大記載には一部、時期の重複があり、実際の売り上げの水増しは約111億円だという。
オルツは会議の内容を自動でまとめるサービス「AI GIJIROKU(議事録)」を主力商品にして急成長した。特捜部が今月9日に4人を逮捕し、証券取引等監視委員会が28日に刑事告発していた。【五十嵐隆浩】
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