 取引時間内に一時前日比1000円超上昇し、初の5万2000円台となった日経平均株価を示すモニター=31日午前、東京都中央区
取引時間内に一時前日比1000円超上昇し、初の5万2000円台となった日経平均株価を示すモニター=31日午前、東京都中央区 31日の東京株式市場で、日経平均株価は初めて5万2000円台に乗せて、取引時間中の最高値を更新した。30日まで開催された日銀の金融政策決定会合で政策金利が据え置かれたことや、米ハイテク企業の好調な決算が投資家心理を上向かせ、一時前日比で1000円超値上がりした。午前の終値は622円65銭高の5万1948円26銭。
        
    
         好決算を発表した銘柄への買いが目立った。31日午前の東京外国為替市場では、日銀の追加利上げが遅れるとの思惑の一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が後退して、日米の金利差を意識した円売り・ドル買いが進んだ。円相場は一時、1ドル=154円台前半に急落。円安が日本株の支えとなった。ただ、日経平均は次第に過熱感も意識されるようになり、上げ幅を縮めた。