「5年間で裕毅は完璧なドライバーに成長した」レッドブル代表、角田の貢献に感謝。2026年に向けたサポートにも期待

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2025年12月03日 02:00  AUTOSPORT web

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2025年F1第20戦メキシコシティGP 角田裕毅(レッドブル)
 オラクル・レッドブル・レーシングのローレン・メキース代表は、2026年のドライバーラインアップについて、角田裕毅への感謝と、アイザック・ハジャーへの期待を語った。

 2025年シーズンのレッドブルは、マックス・フェルスタッペンとリアム・ローソンのコンビでシーズン開幕を迎えた。しかしローソンの成績不振に伴い、レッドブルは第3戦日本GPからローソンに代わってビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チームに所属していた角田を起用した。角田は第4戦バーレーンGPでレッドブルでの初入賞を記録し、現在までに33ポイントを獲得してドライバーズ選手権15位につけている。

 レッドブルの2026年のラインアップについては、フェルスタッペンのみ確定しており、レッドブルの1席と、レーシングブルズの2席を角田、ハジャー、リアム・ローソン、育成ドライバーのアービッド・リンドブラッドという4人が争う状況だった。当初は第20戦メキシコシティGP終了後に発表すると言われていたが、メキースはドライバーたちにできる限りの機会を与えるため、ラインアップの決断を遅らせていた。

 その後第23戦カタールGP終了後にラインアップを発表するとメキースが明言。レッドブルはフェルスタッペンのチームメイトとしてハジャーを起用すること、そして角田がレッドブルとレーシングブルズのテスト&リザーブドライバーとしてチームに残ることを発表した。

 メキースは角田の貢献に感謝を述べ、2026年に向けたサポートへの期待を明かした。

「裕毅はレッドブル・カラーで7年間レースをしてきており、レッドブルの両方のチーム(編注:オラクル・レッドブル・レーシングと、角田が今年の第2戦中国GPまで所属したビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム)で彼と仕事ができたことに喜びを感じている。F1におけるこれまでの5シーズンを通して、裕毅は完璧なレーサーへと成長した。土曜日のシングルラップの速さ、日曜日の驚異的なスタートと卓越したレース運びの両方がそうだ」

「このスポーツにおける誰もが裕毅を好きにならずにはいられないと認めるだろう。魅力的な性格で、レッドブルファミリーの非常に特別な存在になった。レッドブルの全員を代表して、彼のこれまでの貢献に感謝する。そして2026年のプロジェクトに向けて、彼が貴重なサポートをしてくれると我々は確信している」

 一方レッドブルへの移籍が決まったハジャーは、今年F1にデビューした新人だ。わずか1年でトップチームのシートを射止めたハジャーについて、メキースは成長と学習能力の高さを評価した。

「アイザックについては、彼にとっての最初のF1シーズンにおいて、素晴らしい成長を示して学習能力の高さを証明した。我々はアイザックがマックスと共に成長し、トラック上で魔法のようなパフォーマンスを見せてくれると信じている」

「2026年はチームとレッドブル・フォード・パワートレインズにとって大きな挑戦になる。エキサイティングな時代であり、我々が共に何を成し遂げることができるのかを目にするのを楽しみにしている」

 なおハジャーの移籍に伴い、レーシングブルズのラインアップも変更になる。ローソンは残留し、新たにリンドブラッドが加わることが明らかになった。これで、キャデラックを含む2026年のF1に参戦する全11チームのドライバーラインアップがすべて確定した。

[オートスポーツweb 2025年12月03日]

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  • チームは彼の腕前のせいと思っており、彼はチームの手際が悪い・マシンが悪いと思っているから、折り合わずにリザーブに下げられた?印象としてはオコエ瑠偉に被る…。
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