記者団の取材に応じる高市早苗首相=9日午前、首相官邸 高市早苗首相は9日午前、青森県で8日深夜に震度6強を観測した地震を受け、今後1週間程度は揺れを感じたらすぐに避難できる態勢を維持するよう呼び掛けた。後発地震注意情報が発表されたことを踏まえ「自らの命は自らが守るという原則に基づき、防災行動を取るようお願いする」と首相官邸で記者団に語った。
木原稔官房長官は記者会見で、過去の災害時にインターネット上で真偽不明の情報が出回ったと指摘。「政府や自治体、報道機関の情報で確認をお願いする」と注意を促した。
政府は官邸対策室を立ち上げ、現地に各省庁の連絡要員や内閣府調査チームを派遣して被害状況の把握に当たっている。一方、デジタル庁は災害情報連絡室を設置し、政府の重要システムが正常に稼働していることを確認した。