限定公開( 6 )

ドン・キホーテなどを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスグループ(PPIH)は3月3日、食品強化型の新業態「驚楽の殿堂 ロビン・フッド」(以下、ロビン・フッド)を発表した。1号店として4月24日に「ロビン・フッド甚目寺店」(愛知県あま市)をオープンする。
ドンキの兄弟ブランドとして位置付け、肉・魚・野菜などの生鮮食品や総菜、PB商品などを販売する。6月までに東海エリアを中心に5店舗展開し、2027年以降は首都圏へ拡大。2035年には200〜300店舗規模を目指す。1号店はPPIHが展開する総合スーパー「ピアゴ」の既存店を業態転換する。
生鮮コーナーでは、焼くだけで完成する「味付け肉」や「骨抜き魚」、レンジ調理ですぐに食べられる食品など約60品を用意し、時短・簡便ニーズに対応する。青果では、カットサラダやカット野菜、カットフルーツなどの品ぞろえを通常店舗の約1.5倍に増やす。
総菜では、おにぎりを最大30種類展開する。「だしごはん」(85円)や「ツナマヨネーズ」(106円)、「炙り焼き鮭」(171円)、「紅しょうが」(128円)などを販売する。「素うどん」または「きしめん」(いずれも214円)に、だし2種類とネギやわかめなどの無料トッピングを選べるうどんコーナーも設置。12種類のフライや天ぷら(いずれも141円)を追加トッピングすることも可能だ。
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PBではドンキの「情熱価格」に加え、新ブランド「ロビン・フッド」を展開する。低価格をアピールする「安」、お手頃感と高品質を両立した「得」、時短で調理できる「速」、手間を省ける「楽」の4つのいずれかのロゴをパッケージに記載した食品を展開する。
「安」では「メーカーさまとの長年の関係で実現した価格 標準41本入あらびきウインナー」(735円)や、「楽」では「袋のままチンできちゃう 温野菜 彩り野菜」(193円)などを用意した。
PPIH常務執行役員の片桐三希成氏は「パッケージに記載する情報を限りなく削ぎ落とし、お客さまに対してメリットを直感的に伝える。買い物体験そのものが効率的で楽なものに変わっていくPBを目指した」と説明した。1号店オープン時には50アイテム、2026年中には100アイテムまで拡大する。
●売り場の約4割を非食品に
売り場面積の約4割は非食品とする。これは一般的な食品スーパーの約3倍に当たる構成比だという。
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玩具や文具、キャラクターグッズなどエンタメ関連は、小学生や中学生もターゲットに据える。片桐氏は「ドンキプチデビューの場として、繰り返し来店していただくことを狙っている」と説明した。
衣料品ではルームウェアやサンダル、ウェルネス分野では健康食品やフィットネス用品、美容では化粧品やヘアアイロン、ドライヤーなどを展開。日用品や調理器具、家電もそろえ、ワンストップで買い物が完結する売り場を目指す。
●なぜ食品強化型の新業態なのか
PPIH代表取締役COOの鈴木康介氏は、ロビン・フッドのキーワードを「スーパーみたいで、スーパーじゃない」と説明する。食品スーパーやドラックストア、既存のディスカウントストアなど競合が多い市場だが、ロビン・フッドでは食品の高い集客力と、ドンキが得意としてきた非食品の高い収益性を掛け合わせることで、利益向上を図る。
従来のドンキは低価格と豊富な品ぞろえで、休日に月1回程度訪れる店舗体験を提供してきた。一方、ロビン・フッドは生活商圏に根差し、必要なものがすぐにそろう“毎日使い”の店舗を目指す。平日はロビン・フッド、休日はドンキといった使い分けを想定しているという。
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2035年にはロビン・フッド単体で、売上高6000億円、営業利益360億円を目標に掲げる。鈴木氏は「効率的にコストパフォーマンスを満たすのはもちろん、買い物は本来楽しいものであるというお客さまの根源的ニーズをしっかりと満たしていきたい」と意気込んだ。
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