主砲を放つ陸上自衛隊の10式戦車=2025年6月、静岡県の東富士演習場 陸上自衛隊日出生台演習場(大分県)で10式戦車内の砲弾が破裂し、隊員4人が死傷した事故で、この車両が事故直前まで、問題なく実弾射撃を行えていたことが23日、防衛省関係者への取材で分かった。
陸自によると、訓練には西部方面戦車隊の約100人と、10式戦車6両が参加。当時は事故車両を含む3両が実弾射撃中で、残りの3両は射撃に備えて待機中だった。
防衛省関係者によると、実弾射撃中の3両は直前まで、いずれも問題なく射撃を行えていたという。
10式戦車の砲弾は、車体上部で旋回する砲塔内で、発射前に自動装填(そうてん)される仕組み。弾詰まりや砲弾自体の不具合だった可能性もあり、陸自の事故調査委員会が隊員らから無線交信内容を聞き取るほか、事故車両を分析するなどして当時の詳しい状況を調べている。