「まんが家マリナ」復刊スタート、年内完結へ 古の全プレ応募手段”郵便為替”も健在

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2026年06月22日 10:30  おたくま経済新聞

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「まんが家マリナ」復刊スタート、年内完結へ 古の全プレ応募手段”郵便為替”も健在

 和矢派か、シャルル派か――そんな論争まで含めて青春だった読者も少なくないはずです。なお、本稿を担当する記者はシャルル派です。


 藤本ひとみさんによる伝説的人気少女小説「まんが家マリナ」シリーズの復刊が、6月19日、集英社オレンジ文庫よりスタートしました。


 あわせて、1994年以降途絶えていた物語の続きを描く「完結巻」が2026年内に刊行されることも改めて発表され、長年作品を愛してきたファンの間で大きな注目を集めています。


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■ 突然の復刊発表にファン歓喜

 「まんが家マリナ」シリーズは、1985年から1994年にかけて刊行された大人気シリーズ。累計発行部数は700万部を超え、コバルト文庫を代表する作品のひとつです。


 当時は生徒からのリクエストで学校図書館に収蔵されるケースもあり、ページをめくる少女たちを次々と夢中にさせました。


 しかし長らく増刷が途絶え、いつの間にか書店や図書館からもその姿を消すことに。近年では古書店でも見かける機会が少なくなり、かつての少女たちの記憶の中に“未完の名作”として残り続ける作品となっていました。


 それが今年4月、集英社オレンジ文庫公式Xにて復刊決定と完結巻の刊行が突如発表。「わたしの青春」「シャルルにまた会える」「信じられない」「長生きしていてよかった」といった歓喜の声が相次いで寄せられました。


■ 全14巻で復刊 第1弾3冊が発売

 今回の復刊では、前後編や上下巻に分かれていた作品を1冊にまとめ、本編既刊21巻を全14巻に再編集。6月から10月にかけて、毎月2〜3巻ずつ発売されます。イラストは当時と同じく谷口亜夢さんが担当しています。


 6月19日に発売された第1弾は、「まんが家マリナ最初の事件 愛からはじまるサスペンス」「まんが家マリナ恋愛事件 愛の迷宮でだきしめて!」「まんが家マリナお嬢さま事件 愛はきらめく星になっても」の3冊。


 発売から間もないものの、一部書店では初回入荷分がすでに完売しているほどの好調ぶりを見せています。


 なお、復刊版には初回出荷限定の「キャラカード」が封入されるほか、6月から10月までの5か月連続で「応募者全員サービス」も実施。かつては「全員プレゼント」「全プレ」などとも呼ばれた企画です。


 6月はマリナ、薫、和矢、シャルルのアクリルスタンドが用意されており、1〜3巻の帯についている応募券3枚と、3980円分の郵便為替(別途発行手数料が必要)を送付することで申し込みが可能です。


 なんとも懐かしい「郵便為替を同封して応募する」という方法に、「そこまで復刻しなくても(笑)」となる人もいるのではないでしょうか。記者はなりました……。



■ ついにシリーズ完結へ 32年越しの結末

 そしてやはり注目されるのが、シリーズの「完結」です。


 1994年刊行の「まんが家マリナ赤いモルダウの章 シャルルに捧げる夜想曲3」を最後に続刊が途絶え、長らく未完のままとなっていました。


 しかし今回、32年の時を経てついに完結へ。完結巻では「シャルルに捧げる夜想曲3」の続きを内包する形で、マリナとシャルル、和矢、アンドリューらが「マリナ最後の謎」の解明に挑むとのこと。シリーズらしい賑やかでドラマチックな展開が描かれる予定です。


 ゴールデンウィークに開催された「集英社コバルト文庫創刊50周年 ときめくことばのちから展」でも、多くのファンが「マリナは私の青春です」「復刊&完結おめでとう」といったメッセージを残したといいます。


 かつて夢中になってページをめくった読者にとっては、まさに“待ち続けた再会”。そして初めて作品に触れる世代にとっては、今なお色あせない「マリナ・ワールド」の魅力を知る絶好の機会となりそうです。


■ 今なお色あせない魅力

 「まんが家マリナ」シリーズの主人公は、自らを「万年崖っぷち三流少女まんが家」と称するマリナ。眼鏡がトレードマークで決して美少女ではないものの、持ち前の行動力と明るさで数々の事件に飛び込み、謎を解き明かしていきます。


 そして作品を語るうえで欠かせないのが、マリナを取り巻く魅力的なキャラクターたちです。


 幼なじみで初恋の相手でもある和矢・フランソワ・ローランサン・黒須の決め台詞は、「帰ってきたら、100万回のキスだぜ」。


 天才的な頭脳を持つシャルル・ドゥ・アルディは、「たとえ太陽が西から昇っても、このオレに間違いはない」。


 さらに、親友の響谷薫や美女丸こと弾上藤一郎宗景静香など、個性豊かなキャラクターたちが作品世界を彩ります。


 当時からのファンの間では、いまだ“どのキャラクター推しか”で盛り上がることも多く、そうした語り合いも含めて本シリーズの魅力と言えるでしょう。


 おかえりなさい、マリナ。


(c)谷口亜夢/集英社


(宮崎美和子)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 宮崎美和子 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026062202.html

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