




一時期、イヤイヤ期がひどかった娘ですが、いまでは、言葉がスムーズに出るようになり、だいぶ落ち着いてきました。「自分の気持ちを言葉にできるって大切なのね」とつくづく思いながら、最近は平和な日常を送っていたのです。
ある日から……娘は誰もいない場所に向かって微笑みながら「あおいろ」と言っています。
娘が見つめている先は何もない白い壁です。



「あおいろのこ」
娘がそう言ったつぎの瞬間、私の肩が「ズシン」と重たくなったのです。急激に重たくなる肩。そして血の気が引くように身体中が冷たくなっていくのを感じます。娘は変わらず真顔で私の肩を見つめています。さらに「はぁ……はぁ…………」苦しんでいるような子どもの息遣いが耳元で聞こえてきました。
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いったいわが家にいた「あおいろのこ」とは何だったのでしょうか。
その正体については、いまだに分かっていません。
それ以来、娘から「あおいろのこ」の話を聞くことはありません。
私におんぶをしてもらいたいと娘に伝え、私の肩に憑いて、祓ってもらったことでいなくなった……。
分かっている状況だけでも、世にも奇妙なものであることは間違いないでしょう。
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ふと考えると身の毛がよだつようです。
原案・ママスタ 脚本 渡辺多絵 作画 黒野ナツ子 編集・石井弥沙

