先日、パチンコホールでスマスロを打っていると、1時間で2万円なくなっていた。ちょっとやばいなぁ怖いなぁと思ってトイレに行くと、小便器に血尿のような赤い液体がぶちまけられていて、思わず後ずさりしてしまった。
血尿出るぐらい負けたのか、血尿が前々から出てるのに治療よりもギャンブルを優先しているのか。どちらが正しいかは分からないが、つくづくパチンコ・パチスロって恐ろしい趣味だと戦慄したものである。
でも昔はもっとひどかったので、これでもかなり健全化したのはたしかだ。今日はそんな、いっぱいお金がなくなる施設で遊ぶ際の心構えについて語りたいので、皆さんの周りにパチンコ依存の人がいたらLINEで送って読ませてあげてほしい。(文:松本ミゾレ)
負けてもいい金額だけ持っていけば、生活が困窮することはない
僕は2003年以来、20年もパチンコホールに出入りしてきた。元来スパロボで言うところの精神コマンド「不屈(一度だけ自分が受けるダメージを大幅に低減させる)」みたいなものを持っているので、土壇場でこれが発動し、滅多にはボロ負けしない。
|
|
それこそ先日も記事で愚痴ったが、20年遊んできて1日の最大負け額は105,000円。それでもしっかり致命傷だが、20年遊んでてこの負け額って、実はかなり珍しいようだ。もちろん生涯収支は微妙に浮いている。遊んでて勝つ。最高である。ちなみにこの大敗直後にも、しっかりリベンジに成功もしている。
それでも、105,000円の負けは深刻だ。けれど僕の場合、減ったのは財布の中のお金ではなく、会員カードに貯めていたメダルだったので、デジタル上のただの数字に過ぎない。大敗は大敗だったが、実際に財布が大ダメージを負ったというわけでもないのである。
もっと突っ込んだ話をしてしまうと、要は近所のパチンコホールに行くのにお金も持っていってない。会員カード内のメダル情報があれば遊技できるので、カード1枚持って出かけるだけだ。これなら財布からお金が減ることもない。
なので依存症の皆さんには、ぜひ貯メダル、貯玉をオススメしたい。地域によっては貸出上限があるが、無制限で引き出して遊べるホールが近隣にあるなら、利用しない手はないぞ!
ただ、会員カードを作りたくないという人もきっといるだろうし、会員カードに貯メダルできるほど勝てないよって人もいるだろう。そういう人には、財布に最小限のお金しか入れない状態でホールに行けと提言したい。
|
|
財布の中に限られたお金しかなければ、もうそれ以上負けようがないからだ。銀行のカードも自宅に保管しておけばなお良しである。1万、2万ぐらい入れておけば、まあ1時間ぐらいは遊べる……かもしれないし。
負けてもいいように、事前に払うものは払っておけ!
ところでパチンコホールの常連って僕も含めてみんなバカなので、人によっては家賃だの光熱費だの税金だの、そういったものを払う前にホールに突撃して諭吉を全滅させる者がいる。こういう人たちって5ちゃんねるとかにも度々出没してスレッドを立ててあれこれ愚痴ってすぐいなくなる。
「食費がないからリボ払いでなんとかする」みたいなことを書いちゃう情弱ってマジでいるのだから恐ろしい。僕も貧乏だけど、だからこそパチンコホールに行く前に払うもの、納めるものは先に払っている。後顧の憂いがない方が、遊んでいて余計なプレッシャーも感じないし。
「負けた上に家賃も払ってない、どうしよう」よりも「負けたけどまあ、今月分全ての支払は終わってるから別にいいか。また来月挑戦しよっと」の方が絶対いいよね。
が、ホールには、何度も遊技台と銀行ATMとを行き来しては、徐々に貧乏ゆすりが激しくなったり、動きがそわそわと落ち着きをなくしてしまう者も。終いには天井到達直前で金が尽きたのか、隣で打ってる人に「すいません、1000円貸してもらえませんか?」と要請する人もいる。
|
|
ああなってはおしまいだ。仮にその日大逆転したとしても、その成功体験のせいで余計にその後の立ち回りがおかしくなってしまう。
一方で先に家賃や税金を納めておけば、たとえ負けても「まあでも、今月分の支払はすべて完了したし、何とかなるか」と楽観的になれる。先々の心配がない状態って精神状態にも良いもので、パチンコの負けだって広い心で許せるようになるものだ。
どうせパチンコ・パチスロなんてほとんどの人が負けるようになっているのだから、負ける前提で遊んだ方が断然いいのである。
※キャリコネニュースでは「パチンコなどギャンブルがやめられない人」の体験談を募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/VVMEY3CH