新捕鯨船が初出漁へ=山口県下関市〔地域〕
8
2024年05月21日 17:31 時事通信社
3月に完成した新たな国産の捕鯨母船「関鯨丸」の初出漁式が、山口県下関市で開かれた。船員らを前にあいさつした同市の前田晋太郎市長は「市民をはじめ多くの方がこれからの盛り上がりに期待している」などと激励した。
関鯨丸は電気推進システムのエンジンなど最新の設備を搭載。国が新たに捕獲対象として検討している、70トン級と大型のナガスクジラの引き揚げにも対応できる。船員100人が個室に泊まれる仕様となっているのも特徴だという。
所有する共同船舶(東京)の所英樹社長は「沖合母船式捕鯨のキーであり、新しい商業捕鯨の時代を象徴する船になる」と期待を膨らませていた。
Copyright(C) 2024 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。