漢江でピクニックを100倍楽しむ方法(撮影:二俣愛子)こんにちは、韓国在住の編集ライター、二俣愛子(@aiko_shin_1983)です。
【写真】SNSで大流行!コンビニでインスタントラーメンを調理
韓国は春の気持ちがいい気候が続いています。そんな気持ちがいい季節におすすめしたいのが、韓国での定番コースとなっている「漢江(ハンガン)ピクニック」。
韓国のドラマやバラエティ番組でもたびたび登場する韓国式ラーメンの買い方から作り方、ピクニックに欠かせないチキンを楽しんだり、漢江で大人気のレンタサイクルまで、現地在住者の「漢江ピクニック」の楽しみ方をご紹介したいと思います。
■「漢江ピクニック」、実はいろいろな場所でできる!
「漢江」はソウルの中心に流れる大きな河です。その両サイドには公園があり「漢江ピクニック」はそういった場所であればどこでも楽しめます。
しかし、「漢江ピクニック」といえば、汝矣島(ヨイド/最寄りはヨイナル駅)がメインなので、今回は汝矣島公園での楽しみ方をご紹介していきますね。
■手ぶらでOK!駅前でまるっとレンタルがおすすめ
ピクニックに欠かせないのがレジャーシートですよね。手持ちのレジャーシートや韓国のダイソーなどで買ったものを持ち込むのももちろんよいのですが、正直言って荷物になります。
汝矣島公園の最寄り駅であるヨイナル駅周辺にはレジャーシートを購入したり、テントをレンタルできるお店が集まっているので手ぶらで行くこともできますよ。
レジャーシートだけでももちろん楽しめますが、せっかくならばテントのレンタルをするのもおすすめです。
なかでも最も駅から近くて便利なレンタル店が「ピョルピッ(星光)テント/カプチャギ(突然)ピクニック」。ヨイナル駅1番出口から公園と逆方面にまっすぐ歩いて2〜3分ほどの場所にあります。
NAVERのID登録があれば予約ができ、4時間の利用が可能ですが、予約なしでも3時間レンタルできます。
私は、レジャーシートを持参していたので、テントとテント内に敷くマット、テーブル、ひざかけがついた(22000ウォン)のセットをレンタルしました。
ピョルピッ(星光)テント/カプチャギ(突然)ピクニック
住所:ソウル永登浦区汝矣ナル路117 1階
営業時間:11時〜22時
価格:10000ウォン〜
■注意!テントが張れるスペースは決まっている
レジャーシートだけであればどこでも広げてOKですが、テントが張れるスペースは決められているので注意しましょう。
ヨイナル駅3番出口から公園に降りていく通路があり、その右側がテントを建てられるスペースになっています(テントが建っている所を目指していけば問題なしです)。上のマップは、レンタルショップからテントを張ることができる場所までのルートが赤く示されたものです。
駅からすぐなので迷わずに行けるはずです。
場所が決まったらテントを張りましょう。レンタルテントはワンタッチなので、建てるのは超簡単です。ご安心を!これだけでも雰囲気がありますよね。
■スペースを確保してラーメンを作りにコンビニへGO!
テントが建てられる場所からそのまま漢江に向かって降りていくと、漢江の船着き場がありコンビニ(セブンイレブン)やチキン、チョッパル(韓国式豚足)のお店が目に入ります。
汝矣島公園内のコンビニでは、好きなラーメン(乾麺)を購入するとお箸と紙の器をもらうことができ、コンビニの外に設置されているラーメン専用のお湯マシーンを使ってラーメンを作れます。よく韓国のドラマやバラエティ番組などで見るやつです。
私は、韓国乾麺の鉄板、チャパゲッティとチャムケ(ごま)ラーメンを選びましたよ。普通のコンビニで買う乾麺であれば2000ウォン程度ですが、ここでは1つ4000〜4500ウォンとお高め。
ここのマシーンでは、ラーメン系は1番左のボタン、チャパゲッティなどの汁なし系は中央のボタンを押すと書かれています。専用の紙容器に乾麺とスープの素を入れたらボタンを押します。するとそれぞれ適量のお湯が出てきてぐつぐつと音を立てながら煮込みがスタート。
お箸で適当に麺をほぐしながら時間になるまで待ちます。汁なしタイプの乾麺は、そのままにしてしまうと焦げついてしまうので、特にしっかりかき混ぜながら作るとベター。ピーッと音が鳴ったらできあがりです!
外でピクニックをしながら楽しむラーメンはまた格別でした!
コンビニでは氷のカップと、パック入りのコーヒーやジュースなども購入できるので、さくっとカフェ気分が味わえるのもよき。
■漢江といったらチメク!
チメクとは、チキン+メクチュ(ビール)の略語。よく「今日チメクにする?」など日常的に会話のなかによく登場する言葉です。
漢江でのピクニックに欠かせないのが、ラーメンとこのチメク。しかし今回は、私は下戸&一緒に行った夫も昨晩飲みすぎでアルコールを受け付けないとのことで、メクチュではなくコーラで失礼します…。
デリバリーはアプリを使うか電話を使用します。アプリでも配達員の方から電話がかかってくるため、韓国語ができない方は難しいかもしれません。
ただ、汝矣島公園内にはBBQなどのチキン屋さんがあるので、そちらで購入すればOKです!
また、ヨイナル駅3番出口を出たところに、韓国の国民的なチキンハンバーガーショップ「マームズタッチ」がオープンしたので、そちらで買うのもよいかと。個人的に「マームズタッチ」のおすすめは、『サイバーガー』一択です!
■たらふく食べあとにサイクリングはいかが?
ランチをたらふく食べて満足したあとは、テントで音楽を聴きながらゆっくりしたり、原っぱで遊ぶのもいいですが、せっかく「漢江公園」に来たので、名物でもある複数人で乗れる自転車でレンタサイクルを楽しむことをおすすめしたいです。
漢江公園の中でレンタルできる場所が数ヶ所見つけることができます。出店などが出ている場所にあり、人が多い場所なので、すぐ見つけることができます。
私たちはファミリータイプの自転車をレンタル(1時間20000ウォン)。30分でもよいかと思ったのですが、漢江公園は思ったより広くて1時間でちょうどいいぐらいでした。
水遊びができる場所もあり、子ども連れの方たちがたくさんいました!次は子どもの水着と着替えを持参して遊ばせるのもよいなと。
■平日または日曜11時〜15時がベスト!土曜は避けて!
「漢江ピクニック」は今の季節は特に人気なので、人がかなり多いのが難点。
気持ちよく楽しむためにおすすめなのは平日か、週末ならば土曜は避け、日曜の11時〜15時くらいまでです。
週末は、土曜は人がさらに多く、日曜でも15時を過ぎると人がかなり増えるので、その前に行けるとベストです。
または、逆に夕方以降で夜過ごすのもあり!ライトアップされるため夜景もきれいですし、フードトラックなども出ているので、テントは使わず、レジャーシートだけで手軽に楽しむのがいいかもしれません。
■「漢江ピクニック」で韓国を満喫して
韓国の春を感じる「漢江ピクニック」。鉄板のラーメンを作ってみるのもよし、チキンやピザ、サンドイッチなど好きな食材を買い込んでいくもよし、夜景を楽しむのもよしと、ご自身の旅程や気分に合わせてぜひアレンジしてみてください。
近くには「ザ現代ソウル」やマッチブ(おいしいご飯屋を意味する言葉)がたくさんあるので、そちらに寄って、一日汝矣島を楽しむのは、いかがでしょう?