じもとHD、国の実質管理下に=無配で優先株に議決権発生

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2024年06月20日 11:01  時事通信社

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時事通信社

じもとホールディングスの定時株主総会の会場=20日午前、仙台市青葉区
 きらやか銀行(山形市)と仙台銀行(仙台市)の親会社、じもとホールディングス(HD)が20日、国の実質的な管理下に入った。2期連続の赤字決算に陥り、2024年3月期の配当を見送ることが仙台市内で同日開いた定時株主総会で確定。公的資金注入に伴い国が保有する優先株に議決権が発生し、国が全体の63.5%を持つ支配株主となった。

 国が持つ優先株の議決権は、無配になると発生し、復配が確定するとなくなる。じもとHDは、公的資金の返済期限延長について国と協議中で、25年3月期の配当は現時点で「未定」。今月末にも国へ提出する経営強化計画で実効的な収益改善策を示せるかが焦点となる。 

じもとホールディングス(HD)が入るオフィスビル「仙台銀行ビル」=20日午後、仙台市青葉区
じもとホールディングス(HD)が入るオフィスビル「仙台銀行ビル」=20日午後、仙台市青葉区


じもとホールディングス傘下のきらやか銀行本店=20日、山形市
じもとホールディングス傘下のきらやか銀行本店=20日、山形市

このニュースに関するつぶやき

  • 返す返す『平成銀行にならなくてよかった』と。当時は徳陽シティの不良債権が問題視されたが、殖産銀行の体質が疑問視もされた。北銀は2行に危うく食い潰されるところだった。
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