エアコン節約術 どちらが節電? 風量「弱」と「自動」、風向「斜め下」と「水平」【Nスタ解説】

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2024年06月26日 21:02  TBS NEWS DIG

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ダイキンがエアコンの節電方法について調査したところ、約6割の方がなんらかの誤解をしていたという事です。その内容と電気料金の違いについて、ご紹介します。

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どちらが節電?エアコン節約術 温度設定と風量設定

井上貴博キャスター:
最低気温25度を上回る日が出てきたので、熱帯夜シーズンに入りました。まだ6月ですが、7月〜9月ぐらいまでこの状況が続くと言われているため、エアコンの稼働をどのようにして節電していけばいいのでしょうか。

ダイキンが去年調べたところによると、エアコンの節電方法を誤解している方が約6割いたということです。
節電方法によって電気料金が大きく変わります。ダイキンが独自に条件を設定し、様々な実験を行いました。(住環境、気温などによって結果は変わります)

まずは「風量設定」です。「弱」と「自動」どちらが節電になるのでしょうか。

オンライン直売所「食べチョク」代表 秋元里奈さん:
「弱」ではないでしょうか。

ホラン千秋キャスター:
なぜなのか知りませんが、「自動」に頼るのが良いという記憶があるのですが、いかがでしょう。

井上キャスター:
「自動」の方が節電になります。温度をコントロールする圧縮機の負担が増えると、消費電力が大きくなるということです。「弱」でダラダラとつけ続けるよりも、「自動」にして最初に素早く冷やし、その後は余力で温度を下げていく方が良いのではないかということです。

1か月で大体この条件下で1000円ほどの差が生まれます。もちろん条件下によって変わりますが、基本的には「自動」の方が節電になるのではないかということです。

続いて、冷房の場合の「風向設定」は「斜め下」と「水平」どちらが節電になると思いますか。

秋元里奈さん:
いつも「水平」にしています。

ホランキャスター:
私も「水平」です。「水平」の方が部屋全体を循環できるので、節電できそうです。

井上キャスター:
「水平」の方が節電になります。冷たい空気は重いので、どんどん下に溜まっていきます。冷たいところに冷風を当て続けてもあまり意味がありません。空気を回転させることが重要なので、水平につける方が良いとのことです。

空気の重さを考えると、暖房の場合は逆のことも言えるのでしょう。「水平」の方が1か月で1000円ぐらい安くなります。

続いて、温度「-1度」と風量「強」では、どちらが節電になると思いますか。

秋元里奈さん:
温度調整の方が大変そうな気がします。

ホランキャスター:
“風量を増やす”命令よりも、“温度を下げる”命令の方が大変そうなので、風量「強」の方が節電になるのではないのでしょうか。

井上キャスター:
風量を強くする方が節電になります。エアコンは温度を下げる時、上げる時の消費電力が大きいそうです。風量を強くすると音が大きくなるので、電気料金がかかってしまうのではないかと思いがちですが、ファンを使用するよりも温度を下げる行動の方が圧縮機に負荷がかかるため、消費電力が大きくなるということです。

電気代が約半分になるため、“暑いからもう少し冷やしたい”と感じた場合は、風量を強くする方がいいのかもしれません。

ホランキャスター:
不思議なことに、エアコンを止めた瞬間は同じ室温なはずなのにすぐに暑く感じたりします。私たちの気持ちの問題の部分も大きいのだろうと思います。

秋元里奈さん:
何気なくエアコンをつけてしまっていますが、電気代に結構な違いが出てくるので、意識するだけでもちょっと変わりそうです。

井上キャスター:
“塵も積もれば山となる”ですね。

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<プロフィール>
秋元里奈さん
オンライン直売所「食べチョク」代表 33歳
神奈川の農家に生まれる

このニュースに関するつぶやき

  • 症状が重いと大変ですが、入院したらお金も入るから一度お休みしたらいいです。
    • イイネ!1
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